“鍛えるシェフ”直伝の筋肉レシピ:鶏胸肉と野菜の包み蒸し
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈中国意境菜 白燕〉のオーナーシェフ、白岩勝也さんに教えてもらった「鶏胸肉と野菜の包み蒸し」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.822・2021年11月11日発売
白岩勝也さん
教えてくれた人
〈グランドハイアット東京〉〈過門香〉〈JASMINE広尾本店〉を経て、北京と香港で修業。2019年に独立。夜は薬膳スープを含む9品で構成するおまかせコースを提供。
バスケや少林寺拳法の経験者で、筋肉増量&より俊敏に動けるカラダを目指し、2021年から筋トレを復活させた〈白燕〉の白岩勝也さん。
「中華の中でもオススメが広東の蒸し料理です。油カットができるうえカラダが温まりヘルシーなトレメシに。蒸し器がなくてもフライパンで簡単に蒸せます」(白岩さん)
蓮の葉包み蒸しをヒントにしたクッキングシートに包んだ一品は、「包み蒸しにすることで胸肉はふっくら柔らか、ブロッコリーは甘みが増しモリモリ食べられます」(白岩さん)
鶏胸肉と野菜の包み蒸し
材料:作りやすい分量(4人分)
- 鶏胸肉(皮なし。厚さ1cmほどの削ぎ切りにする)…2枚
- ブロッコリー(小房に分ける)…1/2個
- きのこ(カットシメジ、薄切りにしたマッシュルームを合わせて)…100g
- 赤パプリカ(一口大に切る)…1/2個
- A
- 八丁味噌…25g
- オイスターソース…小さじ4強
- 酒…小さじ2
- 醤油…小さじ1
- 豆板醤…小さじ1強
- 片栗粉…大さじ1強
作り方
- ボウルに調味料Aすべてを入れ、混ぜ合わせる。
- 鶏胸肉、ブロッコリー、きのこ、赤パプリカを加えてよく和える。
- クッキングシート(30cm四方)の真ん中に、2を4等分し1人分を乗せる。シートの手前と奥を持ち重ねて、1〜1.5cmほどの幅に3回ほど
- 折り込み、さらに両端を数回ねじって留める。残りも同様に。
- 深さのあるフライパンに湯を張り(包みの高さ半分くらいが浸かる程度)、3を入れてフライパンの蓋をし、中火で蒸し上げる(1包の場合、約5分。2包の場合は約6〜7分が目安)。
- 4を器に移し、包みを開く。
ポイント
栄養ポイントはココ!
トレーニーが愛する胸肉やブロッコリーを蒸したこの一品。実は茹でるより、蒸すほうが食材の栄養素の流出が防げることもメリットです。ほかにも水溶性食物繊維のβ-グルカンを含むきのこが摂れるのも◎ですね。(管理栄養士 河村玲子さん)