- 痩せる
- 走る
“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
PR
『ターザン』編集部員が本気で気になったアイテムを紹介する連載「編集部のみっけもん―EDITOR`S CHOICE」。今回は〈THE NORTH FACE〉のランニングショーツ。
ランが苦手だ。走らず嫌い、ではない。思い立って走ることもある。大抵が不摂生続きで肥えを実感する時。マイナスからのスタートなので全力で頑張る。休み休み、でも2kmでギブ。
ハァハァと帰路に就く頃には、二度と走るもんかと心に決める。そんなダメランの遠因は「持久走の記憶」にある、と先日トレーナーから聞いて目から鱗が落ちた。
「1500m約5分を目指して一斉に走ることで、ラン=全力と刷り込まれた人が多いのです」
確かに。早々とグラウンドに戻る同級生たちは羨望の眼差しを浴び、取り残された者たちは「亀」認定。その汚名は受け入れられぬ、と全速で走ったなあ。遅かったけど。ランガキツイの原点はココか。
じゃあ、長く楽しく走るコツは? トレーナー氏曰く「ニコニコ笑顔のペースで走ること。亀だっていいんですよ」。いっちょやってみるか、とまずはウェアを探す。レベル1が本気すぎるのもトゥーマッチ。かといって無頓着な部屋着で走るのもダサいよね。
その点、この秋デビューの〈ザ・ノース・フェイス〉《FREE RUN》シリーズは絶妙。一見、お洒落な普段着。その実、100マイルを走破できる機能性を併せ持つ、羊の皮を被った狼。
写真のショーツは、腰まわりにスマホも収納できる6つのポケットを配置、手ぶらで走れる気軽さが最高。リサイクルナイロン製で地球に優しいのも今の気分。ニコニコランにこそ、ふさわしい。
photo: Tomoo Ogawa text: Tarzan
初出『Tarzan』No.820・2021年10月7日発売