“鍛えるシェフ”直伝の筋肉レシピ:塩麴鶏胸肉のそぼろ丼
自身もトレーニングを行う“鍛えるシェフ”直伝の料理を紹介する「美味い筋肉レシピ」シリーズ。今回は〈鳥おき〉店主の森丈宙さんに教えてもらった「塩麴鶏胸肉のそぼろ丼」。
photos: Chihiro Oshima text: Noriko Ozawa nutrition supervision: Reiko Kawamura
初出『Tarzan』No.820・2021年10月7日発売
森丈宙さん
教えてくれた人
焼き鳥の名店〈鳥よし〉〈床島〉を経て、2011年に独立。本店とその2軒隣に2号店を構える。伊勢の赤どりを紀州備長炭で焼き上げる串焼きのおまかせが人気。
焼き鳥店おなじみのメニューがトレメシに変身! 教えてくれたのは、筋トレ歴約10年、5年前からボディビル大会に挑戦する〈鳥おき〉店主の森丈宙さん。
紹介するそぼろ丼の肉は胸肉オンリー。
「塩麴とタンパク増しにもなる卵白も混ぜるのがコツ。胸肉だけでもふっくらと仕上がります」
塩麴鶏胸肉のそぼろ丼
材料:1人分
- 鶏胸肉の挽き肉(皮なし)…150g
- 生塩麴(市販のペーストタイプ)…大さじ1程度(塩味が強いものは量をやや少なめに調整を)
- 卵(卵白と黄身は分ける)…1個
- 刻み海苔…適量
- シソ(手でちぎる)…1枚
- ご飯…150g
作り方
- フッ素樹脂加工の鍋に鶏挽き肉、塩麴、卵白を入れてよく混ぜ合わせる。
- 1をそのまま中火にかけ、菜箸でかき混ぜながら
鶏挽き肉の色が変わるまで火を通し、そぼろ状にする。 - 器にご飯を盛り、刻み海苔を散らし、2、黄身、シソを乗せる。
ポイント
栄養ポイントはココ!
塩麴で肉を漬け込むと、麴の作るタンパク質分解酵素により肉が柔らかく消化にいい状態に。何かと緊張しがちな大会前などにも、塩麴調理法を活用すれば肉のタンパク質が摂れるうえ、胃腸にも優しくて一石二鳥ですね。(管理栄養士・河村玲子さん)