村田英理子さんの3つのルール|アスリートの妻に聞いた「日々のサポート食」
競技が変われば、必要な栄養素も量も変わる。プロアスリートのパートナーとして、どんなルールを設け、どんな工夫を凝らしているのか。ラグビー選手・村田毅選手の食をサポートする村田英理子さんにその一端を見せていただいた。
取材・文/黒田創 撮影/小川朋央
初出『Tarzan』No.819・2021年9月22日発売
品数と白米をギュッと詰めた「ラグビー弁当」でパワーチャージ
ラグビー選手・村田毅さんを夫に持つ村田英理子さん。「料理は普通に作る程度」(本人談)だったが、結婚後に一念発起。難関のアスリートフードマイスター1級を取得した。
「夫が栄養知識が豊富で、細かいリクエストに応えられればと勉強を始めました。1級の試験は知識面に加え応用力やコーチング能力が問われます。おかげで毎日の食事作りが楽になったし、学生チームの栄養サポート、執筆活動など、私自身も活動の幅が広がったんです」(村田さん)
食事例
午前中はジムで鍛え、午後の練習後はクラブハウスで夕食を摂る村田選手。そこで、毎日英理子さんお手製の「ラグビー弁当」を持参する。
「まずタンパク源2種類を決めて、色の濃い野菜を添え、最後に“まごわやさしい”が揃っているか確認し、微調整します。
乾物などを活用するので作る時間は約20分。ご飯はおかずの下に敷き詰め1食400gを確保します。あとは鉄分補給目的の小魚。ラグビー選手必須の補食です」
3つのルール
- タンパク源は2種類以上入れる。
- 野菜は色の濃いものを選ぶ。
- 最後に「まごわやさしい」を確認。