今日は“女性”アスリートらしいお話。
自身のSNSで話題にしたり、メディアなどで取り上げていただいたこともありますが、ピルを飲んでいます。
ピルは主に2種類の女性ホルモンによって作られている薬剤で、避妊や月経コントロール、月経痛・ニキビの改善などが期待されます。
私自身、元々“薬を飲むこと”に抵抗があるタイプですが、ピルに関しては知り合いの先生から詳しく説明していただいたことで服用を始めようと思いました。服用を始めてから10年ほど経ちますが、今ではアスリートを続ける上でなくてはならないアイテムです。
ピルを服用する前は、月一回の月経が正直鬱陶しかったです。お腹は痛いし、眠くなるし、ナプキンの消費は激しいし、、、。
プレーのパフォーマンス自体に大きな影響が出るわけではありませんでしたが、プレー中にナプキンがズレたり、漏れて短パンに経血が付かないか気が気じゃなかったです。
1番最悪なのが、真夏に白ユニフォームの短パンで試合をするというシチュエーション。でも、アスリートに“月経だから休む”という選択肢はないので、とにかくやるしかなかったです。
ピルを服用してから、月経痛がなくなり、経血の量や1回の月経の日数が減りました。また、月経をコントロールできるので、試合に被らないことが何より嬉しいです。トータルすると月経による様々なストレスが大幅に軽減して、ピルを服用して本当に良かったと思っています。
日本ではまだまだ「ピル=避妊」というイメージが強いと思います。避妊のために服用することもとても良いことだと思いますし、避妊以外にも心と身体を整えるために服用するという選択肢があることも周知されたらいいなと思います。
当然、副作用が出る方もいるので、全ての方に有効な薬剤ではありませんが、月経で悩んでいる方には是非ピルの様々な使い道を知ってほしいです。
また、男性には関係のない話に見えるかもしれませんが、スポーツの世界では女性を指導する男性指導者が大勢います。男性も女性のカラダの仕組み(月経に限らず、骨格や筋肉などあらゆる面において)を正しく理解することで、パフォーマンス向上にも繋がると思います。
っていう、ちょっとお硬い(?)話でしたがたまにはこんなのもいかがでしょう!