馴染みのない飲み物を飲んでみたいのは、正しい欲。
キルギス共和国の白い生はちみつ専門店〈ジェベックジョル〉が、奇跡の果実と呼ばれるシーバクソンを丸ごと絞った《沙棘サジー/シーバクソン100%ジュース》を2021年8月28日(土)から発売。日本初上陸となる。
キルギスではシーバクソンオイルが古来より傷や火傷を治す万能薬として使われており、ポリフェノール、フラボノイド、ビタミン類に加えて不飽和脂肪酸であるオメガ酸3、6、7、9も豊富。サジーともシーベリーとも呼ばれ、最近日本でも関心が高まっている。
厳しい環境でも育つシーバクソンは世界に7種ほどあり、生息する地域や土壌によって果実の味に違いがあるが、このジュースはユネスコの「生物圏保存区」に認定されているキルギス・イシククル州で採れた野生のシーバクソンを丸ごと使用。環境を汚染する工場などがなく、極めて豊かな生態系や生物多様性が残っている土地の自然の恵みというわけだ。
琵琶湖の9倍の面積を持つイシククリ湖周辺に自生するシーバクソンは味に癖がないものの、シーバクソンそのものが酸っぱくて飲みにくさもあった。そこでキルギス産のてんさい糖と合わせることでフルーティに美味しく仕上げ、フードエキスポ国際展示会では金メダルを受賞。
ちなみに商品名に100%とあるのは、いわゆるヘタ部分だけを外して果実の皮もむかずにまるごと使っているという意味で果汁100%ではない。
スーパーフードを丸ごと使い、高濃度に仕上げたジュースなら栄養素を効率よく吸収でき、ストレートはもちろん、ソーダやミルク、なんとビールで割って飲んでも美味しいのだとか。アンチエイジング効果が高く、体内で作れない必須脂肪酸のオメガ酸7が特に多く含まれているので、瓶のふちに付着するシーバクソンは指ですくうなど余すところなく味わってほしいという。
キルギス共和国の奇跡の果実。健康的ということを差し引いても、そそられる。