五輪初採用となったスケートボードではストリート、パークともに日本勢が大活躍。おまけに型破りな解説もあって盛り上がった。いきおいボードを手に入れるのも良しだが、この夏〈VANS〉がホットだ。
チームライダーのタイソン・ピーターソンの意見を取り入れたシューズ《Wayvee》が2021年8月7日(土)より、Vans Store各店および〈Vans Skateboarding〉取扱の一部店舗にて発売。
こちらは、アッパーに通気性と屈曲性に優れながらもしっかりと補強のなされた半透明のメッシュクォーターを採用し、つま先部分に耐久性を高めるトゥキャップ「DURACAP」を組み込んだまったく新しい構造。
バルカナイズド製法で作られるVANSはスケートボードのエッジ部分や足の位置などを足裏で感知するボードフィーリングに優れている。それに加えアウトソールに衝撃吸収や耐久性に特化したカップソールも採り入れることで、ヴァルカナイズドソールでは足りない安定性と耐久性を兼ね備え、スケーターにとって理想的な一足になったというわけだ。
また、シューズ内側のライニング「LuxLiner」によりソックスのようなフィット感で一日中履き続けても快適。
スケーターならずとも、自転車やウォーキングなど日常のアクティビティで機能するあたりまさにストリートスポーツの知恵ここにあり!
デザインでは、半透明のアッパーのサイドパネルに施された赤、黄、緑のグラデーションカラーやヒール部分のコーデュロイ遣いに、本人のサインを刺繍で施すなど古着屋好きというだけあって’90年代テイスト、アーリーヴィンテージの雰囲気もたっぷり。
五輪ではスポーツとして「スケボーどうなの?」との前評判もあったものの、土壇場での独創的な攻めや相手選手を称え合う光景、そして何より選手が楽しんでいるさまはまさしくスポーツマンシップだった。
先んじて発売されている《EVDNT UltimateWaffle(エヴィデント・アルティメットワッフル)》など、最後のランでとっておきの勝負技を見せるかのように今夏VANSはこれまでで最高の技術を搭載したシューズを登場させている。こちらはトリックじゃない。
スケートボードシューズ、ホットだ。