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両立のために「運動と仕事を切り分けない」モデル事務所CEO・ 左右田謙|私とフィットネス

左右田謙(そうだ・けん)/1975年生まれ。モデルエージェンシー〈バークインスタイル〉代表取締役。Bリーグ所属の〈横浜ビー・コルセアーズ〉オーナーも務める。スポーツの記録はインスタ@kensodasportsにて。

運動・トレーニングの魅力は、健康づくりやボディメイクだけに止まらない。さまざまな著名人にカラダを鍛える理由を聞いた「私とフィットネス」。今回は〈BARK in STYLe〉CEO ・左右田謙さんが、トレーニングを続ける理由について。

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就職しても、運動は当然やるもの。

『ターザン』のトレーニングページをはじめ、各所で活躍するモデルを輩出する〈バークインスタイル〉の左右田謙代表。代表もモデル業を!?という風貌だ。

「モデルは20代の頃にやったきりです(笑)。当時何より夢中だったのは10代で始めたバスケットボール。バスケ留学で渡米して現地でプレーをし、就職後は社会人チームに入りました。就職しても運動は当然やるものという感覚でしたね

働き始めた当初から今に至るまで常に日常にフィットネスがある。

「ちゃんと鍛え始めたのは30歳の頃です。それまでは特別なトレーニングをしなくてもそれなりにこなせていましたが、20代後半からケガが増えたのでジムで鍛えることに

社会人チームの活動とジムトレをこなしながら、会社を設立した。

「仕事が落ち着いたら運動を再開し、繁忙期になれば運動はいったん後回し。30代はこの繰り返しでした」

このリズムを見直したのが40歳。

「健康寿命を80歳として残りの40年、好きなことを楽しむか未知なことに挑戦するかを考えて、後者を選ぶことに。得意なバスケと対照的に、もともと苦手なランも含むトライアスロンに挑むことに決めました

決意してから早6年。何が左右田さんの心をとらえたのだろうか。

仕事と違ってスポーツは努力が成果に直結します。今まで縁遠かった競技で成果が上がると“どんなこともやり切れる”と自信を持てる。またトライアスロンはレースというアウトプットの場があるのが魅力です。2020年までは毎年30本近くのレースに出てました。

悔しい結果で終われば練習方法を変えればいいし、目標をクリアすればまた次の目標に進んでいける。あとレースは刺激的なインプットでもあります。レースに感情が揺さぶられて涙を流すことも多々あるし、そんな想いを他のトライアスリートと共有できた瞬間はえも言われずいいですね」

運動と仕事の時間を切り分けない。

競技で得られる達成感のとりことなった今、日々の練習にも精力的。

「在宅勤務中心で通勤時間がなくなり、運動時間を確保しやすくなりました。夜は会食や家族との時間に充てるべく、朝トレが基本。朝7時に起きて子供が登校する8時頃に家を出て10km程度走るかジムに行って、10〜11時には仕事を始める。最近もこんな感じです。

一度習慣化してしまえばラクですよ! また僕にとって運動する時間は、その時に関心のあることを勉強する時間でもあります。運動しながら投資について学んだり、弊社のユーチューブの動画確認などのタスクを並行してこなしたり。トレッドミルで走りながら海外ドラマを楽しむこともありますけどね(笑)」

運動と仕事の時間を完全に切り分けないのは経営者ならではだ。

「やっぱりどこかでつながると思います。たとえば日々の運動習慣により体力がつくと、業務中の集中力も変わりますから。また職業柄さまざまな人に会いますが、健康への意識が高い人からはさわやかでオープンマインドな印象を受けることが多いです。

物静かな人でも一目見れば運動している人は分かりますし、どのくらい努力を重ねてきたかという背景は風貌から窺えるから、話も発展しやすい。僕自身、オープンでありたいし、仕事の入り口としても、そっちのほうが好きなんです」

左右田謙さんのフィットネス

頻度:週6日程度

内容:運動は朝に。週2〜3日はジムに通い、約2時間ウェイトトレやファンクショナルトレーニングに取り組む。それ以外の日は60分間のランニングがルーティン。起床直後の20分、布団の中で行うストレッチも欠かせない日課だ。

取材・文/門上奈央 撮影/下屋敷和

初出『Tarzan』No.811・2021年5月27日発売

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