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世界最軽量ながら、耐久性にも優れたテント《サマヤ2.5》|ライフスタイルの新・名品図鑑

知識と審美眼を持つ7名のご意見番と、『ターザン』の編集・ライター陣がフィットネスの「新・名品」を選定! トレーニング器具をメインに、カラダの基礎を作るうえで欠かせないライフスタイル用品まで、幅広いジャンルの商品をピックアップ。今回紹介するのは、約1.5kgという世界最軽量のテント《サマヤ2.5》。

たった約1.5kg。世界最軽量は伊達じゃない。

とどまるところを知らないアウトドアブームのなかでも、ここ数年大きなキーワードとなっているのが「ウルトラライト(UL)」。少ない負担で長い距離を歩き続けるための手段のことだが、アメリカから始まったこのスタイルは、日本でも常識となりつつなる。

で、このULにおいてネックになるのが、大物のテント。ここをしっかりと軽量化できれば恩恵はデカい。となれば当然のように辿り着くのが、スタイリストの豊島猛さんも推薦する2〜3人用のシングルウォールテントにおける世界最軽量、フランスのテントメーカー〈サマヤ〉の《サマヤ2.5》ってわけだ。その軽さは3本のポール込みで約1.5kg。同クラスのテントに比べ半分程度の重さしかない。

《サマヤ2.5》
本体に日本製生地、フロアと上部には世界最強繊維ダイニーマを採用。居住性も高く、3本のポールで自立するので風にも強い。収納サイズも6Lと優秀。H120×W210×D200cm。176,000円、問い合わせ先/スタティックブルーム tel. 042-808-9962。

もちろん耐久性もお墨付き。ブランドの本拠地でもあるシャモニー周辺やアコンカグアなど険しい山々で実験が重ねられ、過酷なアルパイン環境に耐える性能を両立。本体とフロアの耐水圧2万mm、耐風テストでは30m/秒をクリアしており、並大抵のことでは崩れない。透湿性においては4万g/平方m/24hを実現し、シングルウォールの弱点である結露に対しても抜群の強さを見せている。

こうして数字を並べただけでもその凄さが伝わってくるだろうが、実際はほとんどの人にとってオーバースペック。だが、それでも追い求めたくなるのがロマンというもの。“世界最軽量”には、確かにその価値がある。

photos: Yoshio Kato styling: Takeshi Toyoshima illustration: Yoshifumi Takeda text: Ryo Ishii, Fumihito Kouzu, Kyosuke Nitta, Keiichiro Miyata
新・名品選定委員会/荒金大典、井上健二、齊藤邦秀、土井地博、豊島猛、美才治真澄、三浦香織

初出『Tarzan』No.808・2021年4月8日発売

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