【私の名品】野球解説者・立浪和義の中山式快癒器&楽体
あのアスリート、著名人たちに聞いたフィットネス&アウトドアにまつわる私的な名品。今回話を伺ったのは、元中日ドラゴンズ選手/野球解説者・立浪和義さん。
取材・文/徳原 海 撮影/荒井俊哉 取材協力/ヒルトン名古屋
初出『Tarzan』No.808・2021年4月8日発売
やはり“心・技・体”の軸を形成するのは、“体”なんですよ。
プロ野球選手としてトレーニングを積んでも、カラダは年齢とともに傷んでいきます。投手なら肩と肘、野手であれば膝や腰など。だから長く現役を続けると何かしら痛みや古傷を抱えながら試合に出なければなりません。
そこで必要なのが弱点を補う自分なりのケア。僕の場合は腰に持病があったので、30歳を越えたあたりから《中山式快癒器》を常にロッカールームに置いて毎日腰やお尻に当てていました。これはずっと変わらず今も使い続けています。
また引退後は太らないように心がけています。人前に出る仕事をする以上、見た目は大事ですし、今後60歳、70歳と年齢を重ねるなかで、トレーニングしている人としていない人とでは歴然とした差が出てきます。空き時間に現役時代に作った自宅のトレーニングルームで筋トレをしたり、趣味のゴルフでもカートを使わず全行程歩きます。1ラウンド回ると10kmは歩きますからね。
最近は、このフィットネスロープもお気に入り。肩甲骨がよく動いて姿勢が正される感じがするので。どちらかというとゴルフ上達のために使っている感じですけど(笑)。
僕が現役時代からモットーにしているのが、“心・技・体”のうち一番大事なのは“体”であるということ。カラダが元気であってこそ妥協しない精神力が生まれますし、最終的に技術向上に繫がる。それは50代になった今も日々実感していますね。