“痩せラン”を始める最初の一足|キーワードから選ぶ最新ランニングシューズ2020秋
五輪が予定されていた2020年はランニングシューズが豊作の年。話題のキーワードから自分にぴったりのシューズを探そう。さて「痩せラン」をスタートする最初の一足には何を選べばいいの?
取材・文/神津文人 撮影/小川朋央
初出『Tarzan』No.798・2020年10月22日発売
総合力に優れた「進化した定番」を選べば間違いなし!
ダイエットや健康のためにランニングを始めようとしたときに、悩むことの一つがシューズ選び。ランニングを継続するには楽しむことと、ケガをしないことが重要。
すなわち着地衝撃をしっかりと緩衝し、サポート性能が高く、そのうえで気持ちよく走れるシューズを履くのが理想的だといえる。 それならば、多くのランナーに愛され続ける高い総合力を備え、さらなる進化を遂げた定番モデルを選べば、間違いない。快適なランニングライフが送れるだろう。
① adidas《SL20》
〈アディダス〉が初めてお馴染みのトレフォイルロゴを取り入れた名作《SL72》からインスピレーションを得て開発されたモデル。一般的なEVAよりも約40%軽量な素材であるLIGHTSTRIKEをミッドソール全体に採用しており、走り心地は軽やか。アウトソールにはグリップ力に優れたコンチネンタル製ラバーが使われている。
② NIKE《NIKE AIR ZOOM PEGASUS 37》
1983年の初代モデル登場以来、継続展開されている人気シリーズ。前足部に前作よりも厚みを増したズームエア バッグを搭載。その優れた反発性により、スピードが出しやすくなっている。ミッドソールの素材には、ペガサスシリーズでは初めてリアクトフォームを採用。軽量で反発性が高いうえ、耐久性も高い。
③ MIZUNO《WAVE RIDER 24》
ミズノが誇るランニングシューズのアイコン的存在である《ウエーブライダー》最新作。ブランド史上最高の高反発性素材であるMIZUNO ENERZYを搭載したことで、今まで以上にスムーズな体重移動をサポートする。アッパーはシームレスで、より心地よい足入れ感と高いフィット感を実現。快適なランニング体験ができるはず。
④ ASICS《GEL-KAYANO 27》
初代《ゲルカヤノ》が登場したのは1993年。以来、多くのランナーを支えてきたロングセラーだ。踵部と前足部に搭載された衝撃緩衝素材のGELにより、優れたクッション性を発揮。シューズ内側にはオーバープロネーション(着地直後の足の内側への倒れ込み)を防ぐ機能も搭載している。