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「ピラティスの進化版が日本に上陸した!」などというタレコミを得た。その名も「ラグリーフィットネス」。なにやらピラティスのリフォーマー(ピラティス器具)をヒントに作られたマシンを使って行うらしい。
いざ体験せん! と新人編集・マスダ、紙皿2枚とタオルを用意し、PCの電源を入れて待ち構える。そう、本来ならマシンを用いるのだが、このたびオンラインフィットネススタジオ〈WORKOUT COMMUNITY〉により、自宅でも簡単にできるプログラムが生まれたのだ。
PC画面の向こうに現れたのはラグリーフィットネスインストラクター・Asamiさん。彼女の指導のもとレッスンが進む。基本的な動作は紙皿の上に乗せた手足をゆっくりと滑らせ、引き寄せるだけ。
一見簡単そうだが、侮るなかれ。じわりじわりとコアに効き始め、すぐさま滝汗、筋肉がブルブルと震え始める。これはピラティス進化版というより、キツいコアトレーニングに近い。
「ラグリーフィットネスは一つの動作に有酸素性・持久性・体幹・柔軟性・バランスとさまざまな要素が含まれており、その複合的な動きが発汗を促します。また、“震えないなら、意味がない”というラグリーの言葉があるくらい、筋肉が震えるほど追い込むことに重きを置いています」とAsamiさん。
幾度となく挫折しかけるマスダだが、画面には同じトレーニングに取り組む他の参加者が。その懸命な姿を見て「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせる。30分が経ち、なんとか無事完走。こんなふうに、限界まで追い込めるのも特徴のひとつだ。
朝5時半から開催されるこのレッスン、過酷な30分を耐えた達成感で始まる一日は格別なこと間違いなし。
取材・文/増田淳希 撮影/北尾渉 イラストレーション/高橋潤
初出『Tarzan』No.796・2020年9月24日発売