給水所からカップが消える!? 世界初のマイボトル・マラソンが日本で開催予定
新型コロナはさまざまなモノの形を変える。マラソンもそのひとつで、各地のレースは規模の大小にかかわらず中止を余儀なくされた。そんななか、毎回2万人以上のランナーを集めてきた人気のレース、湘南国際マラソンが来年2月28日の開催を目指しているという。
取材・文/黒田創
初出『Tarzan』No.795・2020年9月10日発売
2021年のテーマはマイボトル。
今大会は「マイボトル・マラソン」をテーマに掲げている。マラソン大会のお約束ともいえる給水所の使い捨てカップに入った飲み物は一切提供されず、ランナーは各自でボトルやカップを用意。喉が渇けば給水ポイントにある大きな給水器から補充する。
目的は「ゴミを出さない大会」。これまで約50万個の使い捨てカップを用意し、ゴミ処理が課題となっていた。トレイルランの大会では根付いているクリーンな意識をロードにも普及させるべくTHE NORTH FACEが大会に協賛。このたび実現に至ったわけだ。
また、新型コロナ感染予防の観点からも今までのようにドリンクを配布することはできない。そのため、マイボトルは非常に有効な手段となる。参加人数など詳細は現時点では不明だが、湘南国際マラソンが今後のレースの大きな指針となることは間違いない。
第15回湘南国際マラソン
- 2021年2月28日(日)開催。
- 中止の可能性もあり(開催可否判断は12月10日に行われる)。
- 9月20日をもって一般募集エントリー は受付終了。
- 詳細はshonan-kokusai.jp参照。