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総合格闘家・青木真也は「メンタルヘルスのために」ストレッチをする

青木真也(あおき・しんや)/1983年、静岡県生まれ。2006年に修斗世界ミドル級王座を獲得。その後、DREAM、ONE Championshipの2団体でライト級王者に。著書に『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』(徳間書店)など。

休む間もなく身と心を酷使しているように見える5人に聞いた、体力&気力回復メソッド。今回は総合格闘家・青木真也さんの時短リセット術。

ストレッチは気になったときに少しだけ。

「練習後にたっぷりとストレッチの時間を取ることはない」という青木選手。気になったときに、気になった部位だけ行うのだそう。

ストレッチをする青木選手

人混みを避け、都内の移動は基本的に自転車。

「時間が読めて速い」というのが主な理由だが、人混みを避けることが風邪などの予防になり、有酸素運動の時間も確保できる。

自転車移動の青木選手

お酒の多量摂取やどか食い、夜更かしはしない。

デビューから17年、総合格闘技では55試合を戦いながら、大きなケガもなく、コンディションは良好。そもそも不摂生をしないことが、最高のリセット術であると青木真也選手は言う。

「結局、カラダに悪いことをしないのが一番大切なんですよ。僕は激しく酒を飲むことも、どか食いすることもないし、夜更かしもしません。試合が決まっていなくても練習をするし、試合が終わったら練習を休んで遊ぶ、なんてこともないんです」

特別に時間をかけてストレッチをすることもないのだという。

「丈夫ってこともあるかもしれないですけど、毎日のように練習していれば、それほど必要じゃないかなとも僕は思います。サウナは好きでよく行きますけど、それはフィジカルのリカバリーのためというよりは、メンタルヘルスの要素が強い気がしていますね」

やるべきことを淡々とやり、やってはいけないことをやらない。それが青木選手の長い格闘家生活の秘訣だ。

青木真也さんのリセットルール
  1. カラダに悪いことを徹底して避ける。
  2. 練習の量と強度をコントロール。
  3. 試合前も試合後も生活を変えない。

取材・文/神津文人 撮影/北尾渉

初出『Tarzan』No.794・2020年8月27日発売

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