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タンパク質の新評価基準「DIAAS」ってなんだ?

ターザンが覇気のある声でコールしているDIAAS(消化性必須アミノ酸スコア)というワードは、タンパク質の新たな評価基準のこと。

同じタンパク質を口にするなら質のいいものの方がベター。質の良し悪しは長い間、アミノ酸スコアが指標とされてきた。これは20種類のアミノ酸の中でもヒトが自前では作れない9種類の必須アミノ酸が必要量に対してどれくらい含まれているかという数値。

9種類の必須アミノ酸がすべて必要量を満たしていれば百点満点。肉、魚、大豆などのアミノ酸スコアは100なので、有効活用しやすいということだ。

タンパク質の評価をさまざまな基準で見てみると
タンパク質の評価をさまざまな基準で見てみると……。/PDCAASは1991年に登場した消化吸収率を考慮した数値。DIAASは2013年、さらに正確な消化吸収率を割り出した基準。牛乳タンパクの数値が最も高い。NFはnot found。
Milk Science Vol. 67, No. 3 2018より

これを基本とし、もう一歩進んで必須アミノ酸の消化吸収率を表した新しい指標がDIAAS。こちらは食品中のアミノ酸含有量とそれぞれのアミノ酸の小腸までの消化吸収率から割り出した数値。

同じアミノ酸スコア100でも消化吸収率には若干の違いがあるので、新たな参考値として取り入れるのもよし。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/阿部伸二 取材協力/藤田聡(立命館大学スポーツ健康科学部教授)

初出『Tarzan』No.789・2020年6月11日発売

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