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「もう走れない!」と思ったときに、音楽が背中を押してくれる|高山都のトレーニングプレイリスト

「私にとってランは、気持ちをゼロに戻すために必要な行為なんです」と話すモデル・女優の高山都さん。走るときは音楽を聴いて自身の気持ちを高めているそう。一体どんな曲をセレクトしているのでしょうか。

モデルや女優として活躍する高山都さんは、仕事で2011年2月の香川丸亀国際ハーフマラソンに出場したことをきっかけにプライベートでも走るようになり、今では月に100キロメートルを超える距離を走破しているのだとか。

そして、走るときに欠かせないのが音楽。時間や気分に合わせてプレイリストを選んで聴いているそうです。ちなみに今回は、「東京」をテーマに特別なプレイリストを制作してくれました。ランニングへの想いとともに伺います。

走ることで、気持ちの針をゼロに戻せる。

正直な話、走るのって特別楽しいことではないと思うんですよ。マラソンなんて、つらいし、孤独だし(笑)。それでも私が走り続けているのは、ライフスタイルの一部になっているからなんです。朝昼晩と時間があれば走っているし、逆に走らないとなんか調子が出ないというか。

なかでも1日の終わりに走るのがすごく大事で。仕事柄、日々いろんな人と会うのですが、いい意味でも悪い意味でも影響を受けることが多いから自分をリセットしたくなるんです。

普段は7〜8キロメートルくらいの決まったコースを週に3、4度ほど。その日にあったことを振り返りながら走っていると、家に着いた頃には適度な疲労感とともに気持ちがスッと軽くなっていて、自然と明日も頑張ろうという気持ちになれます。

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高山都
「走るようになってから、自分の心をポジティブに保てるようになった」と高山さん。

つらくて立ち止まりたいと思うときほど、音楽が背中を押してくれる。

そして、走るときに欠かせないのが音楽です。ラジオの音楽番組でパーソナリティをやっていたこともあり、新しい音楽に出会う機会があると走りながら聴くようにしていました。それが今も習慣になっています。

BPMは気にせず、その時々の季節感や気分で選んでます。ただ、普段から聴いているプレイリストは個人的すぎてちょっと恥ずかしいので、今回は「東京で強く生きていくためのプレイリスト」というテーマで選曲しました。苦しくてもう無理と思ったときに背中を押してくれるような、テンポがよくて、歌詞がポジティブなものを中心に据えています。

たとえば、くるりの「東京」やエレファントカシマシの「今宵の月のように」なんかは、夜に聴きながら走るとエモさを掻き立てられます。まさに“東京”っていう感じの楽曲。

高山都
走るときは言葉に励まされたいから、インストゥルメンタルや歌詞が日本語ではない楽曲はあまり聴かないという。

あと意識したのはバランスです。聴いたことがない曲ばかりだと、うまく世界観に入り込めなくて途中で飽きちゃう気がするんですよね。知っている曲が入っている方が聴きやすいんじゃないかなって。

だから、yonigeやSHISHAMOみたいな若手バンドの曲を入れる一方で、玉置浩二さんの「田園」やH Jungle With tの「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーブメント〜」みたいな思春期の頃によく聴いていた曲も加えています。新旧のコントラストが強い感じです。

ストイックになりすぎない。でも、ときには追い込むことも必要。

走るときに意識するのがフォームです。以前、初マラソンに挑むことが決まったときに、「長く走りたいなら、フォームに気をつけなさい」とコーチに言われてから気を付けるようにしています。

腕はちゃんと振れているか、肩甲骨は動いているか、体の重心は後ろ側に置かれているか。そうすると、怪我もしにくいし、意識した部分が使われるようになるからエクササイズ的にもいいんです。

逆にフォーム以外のことはあんまり気にしてないんですよね。以前はもっと速く走れるようになりたいみたいな願望もあったんですけど、今はストイックになりすぎてしまうとかえって続かないのかなと考えるようになりました。ルールも月に100キロメートル走るくらいしかなくて、その日の調子によって今日は軽めにしておこうとか、普段より少し長い距離を走ろうと決めています。

高山都
高山都
「2019年末はパリで過ごしたんですけど、滞在している宿からエッフェル塔あたりまで走りました。そうやって旅先でも走るのも気分転換になっていいんですよね」

とはいえ、たまに自分をすごく追い込みたくなることもあるんですよね。だから、お正月は毎年ある程度の距離を走るようにしています。2020年初ランのときは32キロメートルくらい走りました。そうやって人が休んでいる間に活動的になることで、気持ちのギアが入るというか、今年も頑張ろうって思えるんです。

現在の総走行距離が1万3,600キロメートルなので、ユーラシアを横断してスペインくらいまで走った計算なんですね。9年間で少しずつ積み重ねてきた数字だから、10年後には2万キロメートルを達成していたらいいなと思っています。

高山都
「ホノルルマラソンに興味があるので、いつか出場してみたいと思っています」
高山都さんのトレーニングプレイリスト
  1. 「笑えれば」/ウルフルズ
  2. 「Funny Bunny」/the pillows
  3. 「流星」/真心ブラザーズ
  4. 「東京」/ くるり
  5. 「ぼくのお日さま」/ ハンバートハンバート
  6. 「虹」/高橋優
  7. 「今宵の月のように」/エレファントカシマシ
  8. 「さよならプリズナー」/yonige
  9. 「希望の轍」/稲村オーケストラ
  10. 「明日も」/SHISHAMO
  11. 「オー・シャンゼリゼ(Les Champs-Elysees)」/奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
  12. 「な~んにも」/爆弾ジョニー
  13. 「月光」/斎藤和義
  14. 「田園」/玉置浩二
  15. 「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーブメント〜」/H Jungle With t

※ 記事冒頭のSpotifyプレイリストには、配信に対応している楽曲のみ登録しています。

PROFILE

高山都(たかやま・みやこ)/1982年大阪府生まれ。モデル、女優、ラジオパーソナリティーなど幅広く活動。趣味は料理・マラソン。「#みやれゴハン」として料理やうつわなどを紹介するインスタグラ ムが人気。趣味のマラソンでは、横浜マラソン2016を3時間41分で完走の記録を持っている。著書に『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ』と第2弾となる『高山都の美 食 姿2「日々のコツコツ」続いてます。』がある。

取材・文/村上広大 撮影/玉村敬太 ヘアメイク/鎌田真理子(オレンジ)

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