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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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2019年12月20日(金)、“男気の権化”がスクリーンに帰ってくる。“令和のブロンソン”こと、ロバート・ブロンジー初主演作品『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』がいよいよ公開!
目次
深く刻まれたシワに、ともすれば古臭い印象を与える口髭。けっしてハンサムとは言えないが、一度見たら忘れられない顔だ。
彼の名はロバート・ブロンジー。ハンガリーで生まれ、軍人、大工、馬の調教師、ミュージシャン、スタントマンなど様々な職を経て、スペインの西部劇テーマパークにてブロンソンのそっくりさんとして出演中にスカウトされ、俳優の道へ。
2019年12月20日(金)、初主演作『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』が日本公開となる、遅咲きの男がなぜここまで注目されているのか。より正確には、『ターザン』として注目せざるをえないのか。それはブロンジーがあまりにもチャールズ・ブロンソンに似ているから、いや似過ぎているからだ。
ブロンソンといえば、みうらじゅんさん&田口トモロヲさんが敬愛するあまり、94年にその名を冠したユニット“ブロンソンズ”を結成。現在では峯田和伸さんもメンバーに加えて『ターザン』誌上にて「男気ムキムキ人生相談 ブロンソンに聞け」を連載中だ。
月イチでブロンソンズがあの世のブロンソンをその身に降臨させ、彼からのご宣託を読者へと伝えている。ブロンソンズいわく「ぶちゃむくれ顔」だが、男気に満ち溢れ、ハートは飛びっきりハンサム。
そんなブロンソンの心根を、ブロンジーは宿しているのか。映画タイトルに“ブロンソン”を冠する以上、生半可な覚悟ではないはずだ。
初主演作『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』でブロンジーが演じるのは謎の男、“K”。人身売買組織、麻薬密売人、武装ギャング…、どこからともなく現われ、非常の銃弾で街の“ダニ”を片っ端から容赦なく退治する。
彼が去った後には、悪人たちの死体の山が築かれていく。まさに、問答無用! 情け無用! 悪人どもは全員処刑なのである。劇中でのブロンジー=“K“が、ブロンソンが『狼よさらば』(原題:DEATH WISH)で演じた“ポール・カージー”と重なったなら、かなりの映画通、いやブロンソン通と見た!
そう、『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』は、『狼よさらば』と続編4本からなる『デス・ウィッシュ』シリーズにオマージュを捧げた作品であり、劇中にてブロンジーは魂の引き金を引きまくり、見事に“継承者”として大役を果たしているのだ。
2003年、ブロンソンは81歳でこの世を去って以降も、 “ワイルド・ガイ”の存在感は根強い人気を誇っている。スティーブ・マックイーンと共演した『荒野の七人』『大脱走』、アラン・ドロン&三船敏郎との共演作『レッド・サン』、そして“自警団ムービー”の金字塔である『デス・ウィッシュ』シリーズなどなど、これを機にDVDなどでブロンソンの作品に触れてほしい。
テレビ東京の『午後のロードショー』等でもふいに放送されたりするから、気を抜かずにチェックを。本物の男、本物のハンサムということを、あなたはきっと知るはずだ。もちろん、『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』の基礎知識としてもぜひ。観劇中、ブロンソンとブロンジーの激似ぶりに感慨ひとしおになること間違いなし!
『野獣処刑人 ザ・ブロンソン』公開に先駆け、11月5日(火)に新宿武蔵野館でジャパン・プレミアムを開催。ブロンジーが来日して舞台挨拶をすると聞きつけたブロンソンズ。
「俺たちが会わずしてどうする!」と意気込み、みうら&田口両氏がブロンジーと鼎談。ブロンジーのブロンソン愛を確認しつつ、ブロンソンへの思いを語り合った。その模様は2020年1月4日発売の『ターザン』779号の連載「ブロンソンに聞け」にてチェックを。
この鼎談がきっかけで、12月20日の公開初日に新宿武蔵野館でブロンジー&ブロンソンズ(みうら&田口)のトークショーが決定(21時の回上映前。詳細は新宿武蔵野館のHPにて)。まさに、令和元年最後のビッグイベント!? お見逃しなく!
取材・文/『ターザン』編集部