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Vol.5 VRじゃないと勃起せず、妻を見ても欲情しません【超回復相談室】

他人とは共有できない極私的な悩み。でも、できれば現状を元のレベルに回復させたい。可能であればベターな状態までもっていきたい。その道の第一人者が多種多様なお悩みに答える「超回復相談室」をここに開設!

Q:VRじゃないと勃起せず、妻を見ても欲情しません。(市役所職員・30代男性)

10代の頃から性欲が強く、18禁の雑誌を買って一晩に何度も抜いてました。20代からは主にAVを使用して1日5回は抜きました。30代で結婚しましたが妻は多くても一晩に2回ぐらいしか応じてくれず、超回復してしまう私は欲求不満です。そのせいか最近は妻を見ても欲情しないようになり、立体映像のVRを主に用いていますが、それでしか勃たなくなりました。大丈夫でしょうか?

A:目や首を動かして妻を見る回数を増やしましょう。

人は接する機会が多いものに対して愛着を抱きます。たくさん接することで顔の表情や感情を読むことが上手になっていくからです。だからVRばかりに接していればそっちが好きになるに決まってます。

また眼球や首の動きを伴って相手を見ると、“今見たね。コイツのこと好きなのでは?”と脳が解釈します。身体反応を脳が解釈して感情が生まれてくるメカニズムがあると考えられています。どうしても妻とセックスしたいなら目や首を動かして妻を見る回数を増やす。またはVRの顔を妻の顔に差し替える手もありです。

今の技術なら顔のはめ込みは可能だし、手軽にできるようになる近い将来を待ちましょう。(回答・脳科学者 篠原菊紀さん)

教えてくれたひと
篠原菊紀
篠原菊紀(しのはら・きくのり)/諏訪東京理科大学工学部情報工学部教授。専門は応用健康科学、脳神経科学。「学習」「運動」「遊び」など日常的な場面での脳活動を研究。メディア出演も多く、著書多数。

取材・文/石飛カノ イラストレーション/死後くん

(初出『Tarzan』No.774・2019年10月10日発売)

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