ビギナーでも操作が簡単でストレスフリー。
初めてスポーツ向けのウェアラブル端末を使ってみると、その高機能ぶりに驚くと同時に、こんな印象を抱く人も多いのではないか。「データの見方がよくわからない」「本当に知りたいデータは他にももっとあるのに」と。
このあたりはウェアラブル初心者にとっての高いハードルだろう。把握したいデータにサクッと辿り着けない。ボタンを何度も押し直さないといけない…。もちろん慣れればどうってことはないのだが、そうなる前に嫌になったり飽きてしまうパターンは意外と少なくない。
そんな方にはポラールの新しいフィットネス用スマートウォッチ《Polar Ignite》(ポラール イグナイト)をおすすめしたい。
この時計はアクティビティトラッキング、GPS、心拍数計測と基本機能を搭載しつつ、タッチスクリーンでそれらにサクサクと移動でき、かつ見やすいのが第一のポイント。
操作で困ったら1つだけあるボタンを押せば最初の画面に戻れるし、その画面をスライドすれば当日のアクティビティ(身体活動量)状況、現時点の心拍数などがすぐにわかる。そこからタッチで進めばさらに細かいデータに辿り着く。ビギナーでも操作が簡単でストレスフリーなのだ。
睡眠データから自律神経の把握まで。
《イグナイト》のもうひとつの大きな特徴は量や質といった睡眠に関するデータの計測機能が充実している点。
ポラールの機種は従来、睡眠時間や睡眠継続度などを測定可能だったが、この新機種では睡眠の深さや睡眠サイクル、睡眠ステージといったデータから「睡眠ステータス」を算出できる。
さらに、睡眠中の心拍数や、心拍変動、呼吸数といったデータから「自律神経ステータス」も分かる。どちらも、時計の背面に搭載されたセンサーが計測した心拍データを用いた独自の睡眠スコアだ。
この2つのステータスを基に、前日に溜まったカラダと心の疲れの回復具合が分かる「Nightly Recharge」という機能も搭載。ひと晩寝た後、疲労からどのくらい回復したか、その状況を6段階で表示してくれる。
就寝時のスマートウォッチ着用に抵抗がある人もいると思うが、《イグナイト》の重量は約35gと非常に軽い。ベルトは柔らかな素材で、手首に巻いた時に肌にスッと馴染む。睡眠中のストレスは極めて少ない。
トレーニングの記録はもちろん、睡眠や自律神経の状態などリカバリー面にも目を向けた、カラダと心の状態を把握できるスマートウォッチ。体調管理の新たな相棒となりそうだ。