いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|September 12, 2019
花火に海、山、キャンプ、フェス…と大忙しだった夏。だが、まだまだ終わっちゃいない! 『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け!
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Kojiro Ichimura edit: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.771・2019年8月29日発売)
目次
晩夏の夕暮れ。ミスター・ブラウン。
晩夏のエモい夕暮れの風景が似合うブラウンをまとって、ダッフルバッグに荷物を詰め込みいざ弾丸でショートトリップへ! 〈マギル ロサンゼルス〉のラガーシャツは、20ozの肉厚なコットンボディやショルダーパッドがタフ。胸元のラフなハンドステッチと渋みのあるブラウンもツボ。16,000円(マギル ロサンゼルス/モットハウス・トーキョー)
シャリッとした軽快なコットンポプリンが最高に気持ちいい〈M.V.P.×CORONA〉のカーゴショーツ。サイドポケットはマチたっぷりでガンガン入る。22,800円(M.V.P.×CORONA/A-1 CLOTHING)
味のあるオイルドコットンとオリーブ色のナイロンテープがヘビーデューティな〈エル・エル・ビーン〉のダッフルバッグ。39ℓの大容量だから、荷物だけでなく夏の思い出も全部詰め込める。19,000円(エル・エル・ビーン/L.L.Bean)
〈ビルケンシュトック〉の《Boston Soft Footbed》はキャメルの色味と毛足の長いスエードが今の気分のド真ん中。15,000円(ビルケンシュトック/原宿キャシディ)
ナットのロゴがポップに映える〈マウンテンハードウェア〉のキャップ。高密度ナイロンだから多少の雨ならバンバン弾く。4,300円(マウンテンハードウェア/コロンビアスポーツウェアジャパン)
〈ギャップ〉50周年記念のタイダイT。
今年のトレンドがタイダイ染めとはいえ、かなりハードルが高い。だが、1969年カリフォルニア発という、ヒッピーカルチャーどんずばなタイミングで創業した〈ギャップ〉の50周年記念Tシャツを見れば俄然着たくなるだろう。クタッとした薄手の生地感はビンテージさながら。着丈も袖丈も短めだから、ビッグサイズでも野暮ったくならない。これは惚れるね。3,694円※一部店舗限定販売(ギャップ/ギャップ)
時計を超越した、解析ロボット。
〈スント〉の新作GPSウォッチ《SUUNTO 5》は自律神経もワークアウトも全部コントロールできちゃうスグレモノ。登山やクロカンなど、80以上のスポーツモードを搭載していて、種目に合わせた最適なデータを取得できるし、画面上でトレーニング成果をすぐ確認できる。睡眠分析やストレスレベルのチェックや、リカバリーのタイミングまでサジェスト。買いでしょう。43,000円(スント/スント)
ひぐらし鳴く晩夏のショートスラックス。
埼玉県草加市という東京のベッドタウンに工場を構えるスラックスの老舗〈第一被服〉の職人技を駆使し、季節ごとの気分をミックスさせたボトムスを手がける〈メイク センス ラボラトリー〉がアツい! ダークネイビーとダブルの裾がクラシックだが、その佇まいとは裏腹にインナーはメッシュ仕様だから蒸し暑さからも解放。《HIGURASHI》というネーミングも晩夏にいい。16,000円(メイク センス ラボラトリー/トリプル.アーチ.ワークス.)
雨にも負けず、岩場にも負けず。
夏が終わろうとしているが、トレーニングの日々はむしろこれからが本番。今選ぶべきトレランシューズは〈イノヴェイト〉の《FLYROC 345 GTX》だ。まず、タクティカル感溢れるダークオリーブの配色が完璧。GORE-TEX®だから雨でもへっちゃらだし、トレラン用に開発されたソールは岩場や悪路でもしっかりホールド。クッション性の高さも、さすがのひと言。20,000円(イノヴェイト/デサント トウキョウ)
サファリスタイルの新定番。
晩夏のサファリスタイルに不可欠なのは、風合いのある開襟シャツとショーツ。そして、他でもないレザーのメッシュベルトだ。できれば肉厚でどっしりしていて、幅も広めで、バックルも重厚感があって……と条件は尽きないが、その理想が全部詰まったベルトが、なんと〈ユニクロ〉からリリースされるとは。ワイドな35mm幅で、厚みのある牛革は経年変化も楽しめそうだ。2,990円(ユニクロ/UNIQLO)
ランニングマンを背中にラン。
夜風が涼しくなってきて、ランニングがすこぶる気持ちいい季節。〈グラミチ〉のアイコン、ランニングマンがバックに大きくプリントされたTシャツが最高にラン欲を高めてくれる。高機能素材もいいけれど、やっぱりコットンの風合いとさらりとした肌触りが改めていい。定番のグレーは霞んだ朝焼けに。今季新しく追加された淡いサンドベージュは、夕暮れに着たい。各4,500円(グラミチ/インス)
スケルトンの中身にはこだわりたい。
季節が変わる前に見直したいのは小物入れなどの収納関連。バッグの中が雑多に散らかっていては、いいスタートダッシュは切れない。〈DIGAWEL〉が昨年スタートした新ライン〈officewear〉と〈PORTER〉とコラボした《PVC POUCH》は、立体感ある厚いPVC素材とずっしりしたキーリングがクール。Suicaとリップクリームと小銭だけを入れて首からぶら下げる、なんていう使い方もよさそうだ。Sサイズ各4,500円(DIGAWEL/キャロル)
〈C.E〉からまさかの総メッシュのウェアが!
意外性やギャップというものにはいつの時代も男心をくすぐられる。〈C.E〉からトレーニングの際にも着用可能なメッシュTがリリースされたと聞けば、意外すぎて誰もが目を丸くするだろう。裏地まで総メッシュで通気性はバツグンだし、袖丈はゆったりしつつも、ネック回りはきゅっと詰まっているというのもいい。そして、何より、走るたびに鮮やかなブルーのラインが映える! 11,000円(C.E/C.E)
晩夏を惜しみながら、今宵はぐでんぐでん。
波佐見焼の名産地、長崎県波佐見町からユニークなアイテムを次々と発信している〈バーバー〉が、イラストレーターの竹内俊太郎氏とコラボしてつくった《アーティスト手ぬぐい》は、額に入れて和室に飾りたくなるほど粋だ。去り行く夏の思い出を肴にチビチビと日本酒なんかで語り合いながら、ちょっとテングになって、結局、最後はぐでんぐでん。夏の涼しい夜風が沁みそうだ。1,500円(バーバー/マルヒロ)
鍛え上げた脚を際立たせる《チリライトショーツ》。
夏に汗を流しながらトレーニングして、見せられるカラダになった人にこそ、改めて〈カブー〉のチリライトショーツを推したい。半円を描くような形の前後ポケットのエッジラインがサイドからバックポケットまで繫がり、わたり幅の広いショート丈のシルエットが鍛えた脚を綺麗に見せる。この短い丈とアクティブなデザインは、コンシャスな太腿にしか似合わない。8,500円(カブー/エイアンドエフ)
夏を終わらせないご機嫌なハット。
夏が終わる、その瞬間まではウカレていたい! そんな感情を投影したようなバケットハットが〈VANS〉から登場。発色の良いライトブルーにカットパイナップルがちりばめられたプリントは、南国のビーチでトロピカルカクテルを片手に満喫するリゾート気分そのもの。鍛え上げたカラダで白Tに合わせればスイッチON。裏地がメッシュで、はしゃぎすぎてもサラッと汗を逃がす。5,000円(VANS/US HARAJUKU)
これまでの常識を覆す、新しいマーチン。
これまで数々のコラボレーションをしてきた〈nanamica〉だが、今シーズンの〈Dr. Martens〉とのコラボは誰もが2度見してしまうだろう。アッパーはクラシックなシボ革。お馴染みのエアクッションソールは鮫の歯を思わせるギザギザのジギーソール仕様。おまけにシューレースは真っ白で、タフなトリプルステッチ。この重厚なアレンジは、かつて見たことがない! 55,000円(nanamica/nanamica DAIKANYAMA)
INFORMATION
- ギャップ tel. 03-5360-7800
- 原宿キャシディ tel. 03-3406-3070
- コロンビアスポーツウェアジャパン tel. 0120-193803
- L.L.Bean tel. 0422-79-9131
- モットハウス・トーキョー tel. 03-6325-2593
- A-1 CLOTHING tel. 03-6427-7943
- スント tel. 03-4520-9417
- トリプル.アーチ.ワークス. tel. 03-6712-7688
- デサント トウキョウ tel. 03-6804-6332
- UNIQLO tel. 0120-170296
- インス tel. 0120-900736
- キャロル tel. 03-5778-9596
- C.E www.cavempt.com
- マルヒロ tel. 0955-42-2777
- エイアンドエフ tel. 03-3209-7575
- US HARAJUKU tel. 03-5772-6340
- nanamica DAIKANYAMA tel. 03-5728-6550