いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|July 25, 2019

ようやく夏! 祭りに花火、海に山に川、国内の小旅行など、今年もあれこれと楽しみが盛りだくさん。いま着たいのは、やっぱり日本の夏の風物詩を詰め込んだようなカラーだ。

photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami edit & text: Kyosuke Nitta

(初出『Tarzan』No.768・2019年7月11日発売)

かき氷、山道、瑞々しい空。日本の夏の色。

かき氷、山道、瑞々しい空。日本の夏の色

祭りといえば、かき氷。〈CK カルバン・クライン〉の開襟シャツは、レモンイエローの発色が清涼感たっぷり。リネン混ポリエステルは吸水・速乾性が高く、とにかくサラッと軽やか。花火会場の人混みの中でも涼しげな顔でいられる。16,000円(CK カルバン・クライン/オンワード樫山)

木漏れ日が差し込む山道を歩くって気持ちがいい。〈ポロ ラルフ ローレン〉のチノショーツは絶妙なフォレストグリーンで、2タック入りの太いシルエットが最高。15,000円(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)

ハワイ語でマッコウクジラを意味するPALAOAというフレーズが瑞々しさのあるティールブルーに映える〈ディセンダント〉のキャップ。9,000円(ディセンダント/ディセンダント)

ラミネート加工が施された光沢感のあるブラックのボディが、夜の海の水面を連想させる〈アークテリクス〉のバックパック《Granville Zip 16 BackPack》。26,000円(アークテリクス/アークテリクス/アメア スポーツ ジャパン)

〈ティンバーランド〉の定番《3 Eye Classic Lug》もカスタムメイドの群青色を。22,000円(ティンバーランド/ティンバーランド・VFジャパン)

コンシャスな男には、トロピックシャツだ。

L.L.Beanのトロピックシャツ

こんがりと焼けた肌と引き締まったカラダ。無地のクルーネックTの上から羽織るべきは、アロハシャツ以外にない。〈L.L.Bean〉が定番で展開しているトロピックシャツは、ワイドな身幅と短めの着丈が好バランス。

起毛させたコットンボディはふっくら滑らかで肌当たりがよく、本来プリントに使う顔料を使って染めるピグメント染めで表現された魚の総柄は、文句なしに海に映える。6,900円(L.L.Bean/L.L.Bean)

組み合わせられた、夏の風景。

ホワイトマウンテニアリングのビブラムソール コントラステッド スニーカー

〈ホワイトマウンテニアリング〉の《ビブラムソール コントラステッド スニーカー》は、ぱっと見だと派手に見えるが統一感があり、じんわりと夏のセンチメンタルな情景を思い起こさせる。

砂浜のサンドベージュ、澄んだ青空、ピンク色に染まる夕暮れ、オレンジ色の太陽…。ビブラムソールだからガンガン歩ける。今年の夏も、最高になる予感がしてくる。30,000円(ホワイトマウンテニアリング)

大人の品は、仕立てとディテールにあり。

ディガウェルの水陸両用ナイロンショーツ

青い空、眩しい太陽。そんな真夏の色を纏った水陸両用ナイロンショーツが〈ディガウェル〉から登場。ウェストはゴムが入ったドローストリング仕様で、サイドポケットと、バックの右にメッシュインナーのフラップポケットが付属する至極シンプルな作り。

縫製のきめ細やかさや、ドローコードに配されたシルバーのエンドパーツなど、ぱっと見ではわからない細部がとにかく上品だ。14,000円(ディガウェル/キャロル)

履くほどに美しさが増す極上なサンダル。

ユッタ ニューマンのサムホールド&ワンストラップタイプの《HERMES》

“サンダル界のロールス・ロイス”と称されるのも納得してしまうほど、美しさと心地よさを両立している〈ユッタ ニューマン〉。なだらかなアーチ形のソールは、履き込むほど足の形状に馴染んでいき、極上な雰囲気に育っていくというのが最大の魅力。

サムホールド&ワンストラップタイプの《HERMES》はビルケンソールで軽やか。オレンジの色もまさに今! 45,000円(ユッタ ニューマン/ユーソニアン グッズ ストア)

部屋に飾った瞬間、海が広がる花器。

ヘレン・レヴィのビーチ・シリーズ

スカッと晴れた平日の朝は仕事そっちのけで海に繰り出したいところだが…。そんなワーカホリックな人にはヘレン・レヴィの《ビーチ・シリーズ》を推したい。

ニューヨークのブルックリンを拠点にしているセラミックアーティストで、全工程がオールハンドメイド。マーブル模様で表現された波の風景は、部屋に置いておくだけで心地いい潮風を感じさせてくれる。14,000円(ヘレン・レヴィ/モットハウス・トーキョー)

上質な光沢を帯びるニットの開襟シャツ。

ジョン スメドレーの開襟シャツ

夏だからといって、バカンス感満載の柄モノを毎日着たいというわけではない。テーパードの利いたキレイなトラウザーにローファーを合わせたい日もある。〈ジョン スメドレー〉から今季到着したのは、異例の開襟シャツ型。

30ゲージのシーアイランドコットンは空気を含んだように柔らかく滑らかで光沢感がひたすら上品。袖丈も長め。こんなのを待っていた。36,000円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー)

便利すぎるナップサック。

BAGS USAのナップサック

ナップサックは、内に秘めたアクティブなマインドを突き動かす。だが、外にポケットがないため、タオルやペットボトルを取り出すときにいちいち開けなきゃいけないという難点が。

カリフォルニアのバッグブランド〈BAGS USA〉から登場したバッグは、その問題を完全に解決する縦長ポケットが2つフロントに付属。アメリカンな佇まいや、タグの位置も完璧だ。5,900円(BAGS USA/メイデン・カンパニ)

男は黙ってパンイチ! マルチカラーのブロードだ。

ポロ ラルフ ローレンのトランクス

男はパンイチ姿が似合ってナンボだ。ボクサーパンツもいいが、夏はやっぱり風通しのいいトランクスが気持ちいいに決まっている。梅雨明けして気分も開放的な今なら、やはりアメリカンなマルチカラーを選びたい。

〈ポロ ラルフ ローレン〉の新作は、さらりと軽快なコットンのブロードで、細いストライプとマドラスの配色がどちらもアメリカン。これが似合う男になりたい。各2,800円(ポロ ラルフ ローレン/ヘインズブランズ ジャパン)

一度履いたら病みつき、とはこのこと。

オルフィックのサンダル

最近ジワジワきている〈オルフィック〉の定番《CG HQ》を履けば、誰もがその心地よさの虜になるであろう。伸縮性のあるプロテクションが甲部分をガシッとホールドし、低反発のEVAインソールが、足裏全体を優しく包み込んでくれる。

レザーストラップには耐摩耗加工が施されているからとにかくタフ。カラーバリエーションが豊富だが、夏はやっぱりビタミンカラー、一択だ。20,000円(オルフィック/アルファ PR)

ビーチでのコナレ感は、海パン次第だ。

タピア ロサンゼルスのスイムショーツ

スイムショーツは、新品だとどうしても着せられている感じが漂ってしまう。その点、〈タピア ロサンゼルス〉のスイムショーツは、一見するとハードルが高いと思われる淡いターコイズブルーのボディ&ピンクの総柄プリントだが、穿いた瞬間からいきなりコナレ具合がすごい。

インナーのメッシュもホールド力のあるブリーフ型。引き締めるところは引き締める。それが大人の海パン選びだ。22,000円(タピア ロサンゼルス/モアライド)

強い日差しで際立つグアテマラチェック。

ワカミのグアテマラチェックシャツ

容赦なく太陽が照りつける日には、陽光に負けないぐらいパワーのあるシャツを羽織りたい。

中米グアテマラ発のブランド〈ワカミ〉の新作チェックシャツは、ファブリックを現地の職人が手織りで仕上げていて、オレンジの発色が強いだけでなく、ふっくらと起毛した生地から放たれるエネルギーも強い。ドローコードで裾をアレンジできるのもシャレている。14,000円(ワカミ/コモンテンポ 原宿)

INFORMATION

・オンワード樫山 tel. 03-5476-5811
・ラルフ ローレン tel. 0120-327420
・ディセンダント tel. 03-5784-0314
・アークテリクス/アメア スポーツ ジャパン tel. 03-6631-0833
・ティンバーランド・VFジャパン tel. 0120-953844
・L.L.Bean tel. 0422-79-9131
・ホワイトマウンテニアリング tel. 03-6416-5381
・キャロル tel. 03-5778-9596
・ユーソニアン グッズ ストア tel. 03-5410-1776
・モットハウス・トーキョー tel. 03-6325-2593
・リーミルズ エージェンシー tel. 03-5784-1238
・メイデン・カンパニー tel. 03-5410-9777
・ヘインズブランズ ジャパン tel. 0120-456042
・アルファ PR tel. 03-5413-3546
・モアライド tel. 03-6450-2620
・コモンテンポ 原宿 tel. 03-5772-1247