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ラガーマンにとってスパイクは、 屈強な男たちと戦うための“鎧”(ラグビー選手・姫野和樹)

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シューズ選びはポジションでも異なる。

いま、日本で初めてラグビーのワールドカップが開催されている。世界各国のラガーマンたちが自慢のパワーやスピードを武器にフィールドを躍動する姿を直に見られる絶好のチャンスだが、実は彼らの屈強なフィジカルをどんなシューズが支えているのかはあまり知られてない。

そこで、トヨタ自動車ヴェルブリッツの若き主将であり、日本代表の主力として本大会で主役級の活躍が期待される姫野和樹選手に愛用のスパイクを披露してもらった。

ラグビー選手・姫野和樹
姫野和樹(ひめの・かずき)/1994年、愛知県生まれ。強豪・帝京大学から2017年にラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツに入団。初年度から主将を務め、若くして日本代表の主力にも定着。

実は彼、サッカースパイクとして有名な〈ナイキ〉の《ティエンポ レジェンド7 エリートHG》のユーザー。

曰く、ラグビーはポジションごとに選ぶスパイクにかなり差が出るとか。

ラグビー選手・姫野和樹が愛用するシューズ
サッカーではレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスら世界トップDFたちに愛用者が多い《ティエンポ》シリーズ。これはその最高スペック。上質なカンガルーレザーを用いつつノンステッチでソリッドな見た目に仕上げられた一足は、軽さ、ホールド力、クッション性を高次元で兼備。

「前線でカラダを張るFW陣、特にプロップなどはサッカーよりも深めの芝で踏ん張りを利かせるために大きなポイントをつけなければいけないので自然とがっしりした見た目の取り替え式になり、バックス陣はスピードを活かすために軽いスパイクを選ぶことが多いです。

僕はその中間というか、パワーも必要だけどステップも軽やかにこなしていきたいので、この固定式のスパイクを使っています。なかでもこれを選んだ一番の理由はフィッティング。僕は足がタイトに締め付けられるのが嫌で、逆にワイドな形も苦手。素足で走れる感覚を大切にしたいという希望に完璧にマッチしてくれているのがこの一足なんです。

スパイクは僕らラグビー選手にとっての命のようなもの。自分を奮い立たせ、強靱な相手と戦うための“鎧”だと思っています」

text: Kai Tokuhara photo: Takemi Yabuki illustration: Shinji Abe

(初出『Tarzan』No.768・2019年7月11日発売)

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