いまだ記憶に新しい4年前のラグビーW杯。大会通算1勝、2分けを挟み16連敗中だった日本代表が、2度のW杯優勝経験を持つ南アフリカを34―32で破った「ブライトンの奇跡」と言われる劇的勝利。
そのチームを率いていた現イングランド代表ヘッドコーチ、エディー・ジョーンズさんがイベントのため来日!ということで会場で本人を直撃。エディーさん、日本代表はどこまでやれそうですか?
「まず、ラグビー大国ではない日本でW杯が行われることに意義があると思います。もちろん日本代表は注目すべきチームのひとつで、準々決勝には進出できる実力があると予想しています。4年前より選手たちのカラダも大きくなり、ゲームでのボールキープ率も高まっているのではないでしょうか」
課題はどのあたりに?
「強豪チームと互角に戦うには守備が弱く、スコットランド戦では苦しめられるのでは。また2戦目のアイルランドも戦術的なチーム。この2試合が鍵でしょうね。我々イングランド代表はオーソドックスな実力を持つ集団。決勝トーナメントで日本と対戦できるよう願っています」
母親と奥様がともに日本人、指導者のキャリアは日本が最初という彼は、日本人のメンタルを深く理解している。
「ひとつのことを集中してやり続けられ、環境適応能力が高い。そういった精神性はチームが世界で戦ううえでも非常に重要。とにかく自分たちを信じて戦ってほしい。潜在能力は高いのだからね」
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