完走者の6割が自己ベスト更新!? ランナーなら一度は走りたい、南の島の極上マラソン

時差が少なく、気候も最適！

舞台となるゴールドコーストはオーストラリア北東部、クイーンズランド州にある。成田空港からだとゴールドコースト空港へ、またはブリスベン空港（ゴールドコーストまでバスや電車で1時間強）まで直行便があり、関西国際空港からも近隣の空港までダイレクトにアクセスできる。成田〜ゴールドコーストのフライトは約8時間半。時差はプラス1時間なので時差ボケの心配がなく、コンディション調整がしやすい。

ゴールドコーストの中心部「サーファーズパラダイス」はホテルや各種ショップ、人気のカフェやレストランなどが集まる人気の観光スポット。ゴールドコーストマラソンのスタート＆ゴール地点はそこから4.5kmほど北上したサウスポート地区となっており、街の中心地をスタートし、ゴールドコーストをぐるっと一周するコースである。

フルマラソンの場合、朝7時半にスタート。まずはメインビーチと呼ばれる美しい海岸線沿いを、徐々に昇ってくる朝日を気持ちよく浴びながらまっすぐ進む。南半球に位置するオーストラリアは日本と逆で7月が冬。とはいえ最高気温は20度程度、最低気温も11度程度で、走るには一番心地よい気候といえる。

そのまま走るとサーファーズパラダイスへ。沿道の人たちからひときわ大きな声援がかかり、元気づけられることうけあい。さらに砂浜がきれいなブロードビーチの海岸線沿いを進み、最初の折り返し地点となる国立公園、バーレイヘッズへ。ここまで約15km。気温が上がってくる時間帯なので、しっかり給水しておこう。

超フラットコースなので記録が狙える。

折り返し後は同じコースを戻る形となり、30km付近でサンデール・ブリッジを渡る。ここはスタート直後にも渡る橋だが、眺望がよくコース上のいいアクセントになっている。そのままスタート地点を通り過ぎるといよいよラストスパート。コーラル海と呼ばれる内海の穏やかな風景を横目にもう一度折り返し、ついにフィニッシュへ。コース全体の高低差がわずか8ｍと超フラットなので、完走者の実に6割が自己ベストを更新するのだとか。さて、あなたのタイムはどうだろう？ 制限時間は6時間40分と余裕があるので、初めてのフルマラソンにも最適だ。

ゴール後は水分補給やアイシング、ホテルのスパなどでしっかりケアしたら、ショッピングやグルメを楽しんだり、少し足を延ばして山間部の国立公園で自然を満喫したりと、アクティビティがたくさん。近郊のワイナリーでおみやげにオーストラリアワインを選ぶのもいいだろう。

ここで紹介したのはゴールドコーストマラソンの魅力のほんの一部にすぎない。このマラソンを経験しないなんて、ランナーとしてもったいない話。7月のゴールドコーストは、本当に最高だから！

ゴールドコーストマラソンに参加するには？

マラソンへの申し込み方法は（1）オンラインおよび（2）郵送、（3）現地で直接、の3種類。または旅行会社を通じての代行エントリーも可能だ。

（1）オンライン申込期間 ：
5月1日（水）～ 7月5日（金）16時
※4月30日（火）23時までは早期料金で申し込み可能

（2）郵送・メールによる申込期間 ：
4月26日（金）～ 5月28日（火）23時必着
（現在は通常料金のみ）

（3）現地での申し込み：
7月5日（金）20時まで、豪ドルのみ支払い可

詳しい情報、オンラインでのエントリーはゴールドコーストマラソン日本語オフィシャルサイトへ。

取材・文／黒田 創　写真提供／ゴールドコーストマラソン日本事務局

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