【朝のNG習慣】朝食はボリュームたっぷりメニューで、しっかり栄養補給
2019年4月4日発売の雑誌『ターザン』の特集は「実は、カラダに悪いこと 2019」。筋トレからダイエット、SEXまで、最新常識を特集した本誌より、選りすぐりをウェブでも紹介!
取材・文/石飛カノ イラストレーション/泰間敬視 取材協力/伊藤和憲(明治国際医療大学鍼灸学部教授)
(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)
朝食は油を少なめに。
ベーコンエッグにフレンチトースト、朝食はしっかり食べて栄養とエネルギーを補充してます。なかなかよい心がけ、と言いたいが、油脂を大量に使う朝食は、いささか問題。
「というのは、セロトニンやメラトニンの材料であるトリプトファンが油っこい食事で消費されてしまうからです」(伊藤和憲・明治国際医療大学鍼灸学部教授)
セロトニンは自律神経の調整作用や鎮静作用のある神経伝達物質、メラトニンは睡眠に関わるホルモン、その材料となるのがトリプトファンという必須アミノ酸だ。
「サラダ油に含まれるオメガ6系の脂肪酸は摂りすぎると体内で炎症を起こします。トリプトファンはその炎症反応に関わることで消費されてしまいます。朝食はセロトニンやメラトニンを増やすトリプトファンの仕込みに徹したいところ」
トリプトファンは肉や魚、主食にも含まれるアミノ酸なので普通に食事をすれば補給完了。油を使うならオリーブオイル、ベターなのは納豆ごはんなどの油の少ない和食!