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外資系銀行員とビキニアスリート。抜かりない食事管理が二足のわらじを支える

安井友梨(やすい・ゆり)/1984年生まれ。競技歴5年。平日は外資系金融機関に勤めるOL。2018年『アーノルドヨーロッパ』でアマチュアビキニ部門4位に輝く。

カラダづくりに成功している人たちは、どんな割合で糖質とタンパク質を意識して摂取しているのか。本記事では、外資系銀行員とビキニアスリートの二足のわらじを履く安井友梨さんの糖質&タンパク質の摂り方を聞きました。

血糖値を急激に上げない。

「5年前は体重70kg、ウェスト88cm。でも筋トレを始めた母に誘われてジムに通い始めると、体重52kg、ウェスト58cmに!」

外資系銀行員とビキニアスリートの二足のわらじを履く安井友梨さん。食事には確固たるメソッドが。

「血糖値を急激に上げない糖質の摂り方を意識しています。主食は低GIの玄米やもち麦、雑穀が中心。でも筋肥大したいので運動後はできれば白米を。また学生の頃は和菓子が好きで茶道部に入るほど甘党。朝一番や運動後のミールリプレイスメントの豆乳割りはごほうびです」

タンパク質は食べ物から優先して摂取するように。また1食につき30〜40gを1日4〜5回ほどに分食。

安井さんのトレメシ・タイムテーブル

安井さんのトレメシ・タイムテーブル
OL業と筋トレをパワフルに両立。起床後1時間は個人の仕事を。「11時の2食目は5分で完食」。平日は週2〜3日は退社後ジムへ。補給食は忘れず摂取。

「メインに食べるタンパク源は馬肉とカンガルー肉。馬肉は馬のようなカラダになりたくて(笑)。カンガルー肉は高タンパクかつ100gで100キロカロリーほど。あと翌日のトレーニングメニューから食事内容を決めます。翌日が下半身ならステーキを。逆に肩や腕など低負荷ならオーバーしないよう調整します」

1日の摂取カロリーも厳密に管理。

通勤鞄に+αで弁当鞄
通勤鞄に+αで弁当鞄
左/毎日会社にはできる限り1食約400kcalの手作り弁当を複数持参。上/「手軽に食べるものが一番太るもの」との持論から、鯖スナックやカツオスティック、カンガルー肉のお手製ミートボールなどの間食まで抜かりなく準備。

「1日2,200キロカロリーは必ず摂取。基礎代謝が約1500キロカロリーなので、絶対下回らないようにして筋肉量をキープ。1食400キロカロリー以内に抑えてできるだけ細かく分食するのがポイント。またスローカロリーを心がけていて、食事30分前に難消化性デキストリン含有のお茶をいつも飲んでいます」

競技5年目、世界が視野にある。

「今季は4大会に出ます。普段から毎回150%のパフォーマンスを出せるような食事を続けたいです」

取材・文/門上奈央 撮影/石原敦志

(初出『Tarzan』No.761・2019年3月20日発売)

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