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良い肉があるところに、良いカラダの男女あり! トレーニーたちがこぞって通う2軒の名店、目黒の〈リベラ〉と六本木〈筋肉食堂〉の実態をレポート。
筋肥大を目指す場合、1日のタンパク質の摂取量は体重1kg当たり1.5〜2gが目安とされている。体重が70kgなら105gはタンパク質を摂る必要があるということ。
そう、良質なタンパク源である肉は、トレーニーのライフスタイルに欠かせないのだ。トレーニーたちが足繁く通っているという噂の〈リベラ〉と〈筋肉食堂〉。彼ら、彼女たちを惹きつける魅力はどこにあるのだろうか。
東京・目黒区、目黒通り沿いにある〈リベラ〉は、プロレスラー御用達の老舗ステーキハウス。レスラーたちの写真が並ぶ外観はインパクト大。目黒通りを進めば迷わず行ける。行けばわかるさ。平日の開店直後、17時過ぎに訪れると、既にカウンターに3名、テーブル席に3組。噂に違わぬ人気店である。
18時にはほぼ満席、18時30分には店外に行列が。それまでは学生や子連れの女性客が多かったが、このあたりから仕事帰りであろうビジネスパーソンが目立ち始める。
列に並んだ3人組の男性客の中に明らかにトレーニングをしているカラダつきの男性が。友人に誘われて横綱ステーキを食べにきたという山内啓介さん。
学生時代はラグビーに励み、今も週に一度のジム通いは欠かさない。退店時に横綱ステーキの感想を尋ねると、「ボリュームはありましたけど、美味しくてあっという間に食べちゃいました」と大満足の様子。
次に目に留まったのは、ガタイのいいスーツ姿の一団。その中でひときわ目立っていた陣野原涼さんは、183cm・115kgという規格外のカラダ!
それもそのはず、流通経済大学ラグビー部を経て、現在も会社のラグビー部でプレー。週に3回の練習があるそう。どうやら〈リベラ〉は、ラガーマンが集まる店でもあるようだ。
20時を過ぎても客足は絶えない。ファミリー客も多く、決して肉体派ばかりではないのだが、定期的に“らしい”カラダの持ち主が現れる。実家が近くにあるから月に2回ほど〈リベラ〉でステーキを食べるという小島敏洋さんが語る。
「リベラの肉は味がいいし、翌日に胃がもたれたりしない。来たときは、だいたい横綱ステーキを頼みますね」
トレーニングはベンチプレスとスクワットを中心に週3回。182cm・100kgの大きなカラダの一部を〈リベラ〉の肉が支えているのだ!
次にやってきたのは東京・六本木にある〈筋肉食堂〉。“カラダづくりを志す人のための美味しい高タンパク・低カロリー食レストラン”をコンセプトとしている。
料理がヘルシーなだけでなく、すべてのメニューに含まれているタンパク質、脂質、糖質の量が明記されているのもトレーニーにとっては魅力だろう。
訪れた日はあいにくの雨だったにもかかわらず、オープン直後から客席が埋まっていく。見るからに素人ではないカラダの西尾健さんは、イスラエル軍が開発した接近戦闘術、クラヴマガ〈マガジム〉のインストラクター。牛リブロースステーキ300gをペロリと平らげた。
週に2度のヨガとジムでのトレーニングを欠かさないモデルの坂手希三子さん。ヘルシーでタンパク質がしっかり摂れるからと、UberEATsで〈筋肉食堂〉のお弁当を頼むこともあるという。
筋トレ美女が多いのも〈筋肉食堂〉の特徴なのだろうか。コンテストアドバイザーを務める渡辺こずえさんは、教え子の服部景子さんとともにやってきた。
「私は週に3、4回来ています(笑)。タンパク質、脂質、糖質の表記があって安心なのと味が美味しいんですよ!」
ちなみに常連客である渡辺さんのお気に入りは、鶏胸肉のステーキ、パワーサラダ、ブロッコリー盛りだそう。
〈筋肉食堂〉の名はトレーニーの間では有名だ。八王子方面に勤務している会社員の栗橋展史さん。この日は六本木に社用があり、これはチャンスだと会社のウェイトトレーニング部仲間と初来店。
「存在は知っていて、いつか行きたいと思っていたんです。タンパク質が摂れて、味も美味しくて、大満足でした!」
団体客の予約もあり、18時30分に早くも満席に! 六本木周辺のジムに通うトレーニーたちには特に人気のスポットで、ジムの帰りに〈筋肉食堂〉に立ち寄り素早くタンパク質を補給する人が多いそう。
〈リベラ〉と〈筋肉食堂〉。方向性は異なるものの、トレーニーたちが愛してやまない店には、毎日でも食べたくなる上質な肉があるのは共通だ。さぁ次のトレーニングの日に行ってみよう!
プロレスファンと肉好きの聖地〈ステーキハウス リベラ 目黒店〉
トレーニーなら有効活用すべき店!〈筋肉食堂 六本木店〉
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取材・文/神津文人 撮影/石原敦志
(初出『Tarzan』No.742・2018年5月31日発売)