いい筋肉の持ち主はどんなトレーニングをしているのか?|格闘家・宇野薫
1996年10月にプロデビューした宇野薫さんは、現役生活23年目に突入。反射や回復力は、20代の頃と比較して低下を感じているものの、筋肉量や筋力は今のほうが高く、技術的な向上もあるという。
取材・文/神津文人 撮影/谷尚樹
(初出『Tarzan』No.760・2019年3月7日発売)
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「減量前の体重は、デビューの頃からほとんど変わってないですね。10年ぐらいウェイトトレーニングを継続しているからか、20代の頃よりも筋肉量は増えています」
ランニングはコンディショニング、ウェイトトレーニングはケガの予防とパフォーマンスアップが狙い。トレーニングのベースは、MMA、グラップリング、柔術、キックボクシングなどの練習だ。
「やることがたくさんあるのが、総合格闘技の魅力で、それが好きなんですよね。まだまだ技術的な伸び代はあると思っていますし。一度の練習のボリュームは若い頃より減っていて、短い時間で集中してやることを大切にしています。追い込みすぎるとコンディションが落ちて、翌日の練習の質が下がってしまうので」
取材当日も、既にウェイトトレーニングを済ませていた宇野さん。この積み重ねが、40歳を越えても戦えるカラダを作っているのだ。
※ボディデータはタニタ《インナースキャンデュアル RD-800》で計測しました。