いい筋肉の持ち主はどんなトレーニングをしているのか?|ポールダンサー・坂井絢香
美しく、しなやか。思わず見とれてしまう筋肉美の持ち主である坂井絢香さんは、ポールダンサー。競技歴3年で日本チャンピオンに輝き、昨年はアジアで2位になっている実力者だ! 幼い頃からバレエと新体操をやっていたため、ポールダンスに必須とされる体幹の強さと柔軟性は持っていたが、上半身の筋肉はポールダンスで育んだもの。
取材・文/神津文人 撮影/谷尚樹
(初出『Tarzan』No.760・2019年3月7日発売)
「特別な筋トレはしていないので、肩や腕の筋肉は、ポールダンスの練習だけでついたもの。“ポール筋”ですね(笑)。私はもともと体幹が強かったと思うんですが、ポールダンスをやっていれば、肩や腕に筋肉がつくだけじゃなく、体幹や握力は自然と強くなりますよ」
坂井さんが、ポールダンスの練習と指導以外で取り入れているのが、バレトン。ニューヨークのバレエダンサーによって作られた、フィットネスとバレエとヨガの要素を組み合わせたエクササイズだ。
「ポールダンスは、ポールとの摩擦でカラダを止めているんですが、ポールに対してカラダをねじ込むような動きが必要なんです。利き腕や利き足など得意な方向があるので、どうしても歪みが出てしまいます。バレトンは左右のバランスを整え、関節の可動域を広げるのに適しているので、取り組んでいます」
※ボディデータはタニタ《インナースキャンデュアル RD-800》で計測しました。