「体脂肪率はいつも気にしています」|石川祐希・勝負のカラダづくり vol.4
以前公開した記事ではダイナミックかつ美しい跳躍を披露してくれた、バレーボール・石川祐希選手。現在、イタリア・セリエAのチーム〈シエナ〉で活躍する彼は、自分のカラダとどのように向き合い、世界最高峰のリーグで勝負をしているのか。
『Tarzan』本誌の特集テーマをお題に、日々のカラダづくりの裏側に迫るWEB限定連載!
取材・文/石飛カノ 撮影/角戸菜摘
持久力アップのために、めざせ体脂肪率8%!
『Tarzan』NO.756の特集は「内臓脂肪/皮下脂肪 の落とし方」。
スリムな石川祐希選手には無関係だろうなと思いつつ話を伺うと、「体脂肪率はいつも気にしています」と意外な答えが。
「体組成計で計測すると大体、6〜7%くらい。最低でも8%は欲しいかなと思っています」
ああ、そっち…ですよね!
「体脂肪が少ないと持久力に影響するような気がするんです。バレーは1試合で2時間くらいかかるんですが、日本代表の試合で連戦になってくるとどんどんシンドくなります。体脂肪率7%以下だととくに。球技の競技特性からすると体脂肪率6〜8%くらいが適正だと思うんですけど、上限の8%は欲しいかなと」
そのための方策はやはり食生活にあり。
「練習でも試合でも、筋肉が分解されるのを防ぐため常に糖質は摂っています。あと意外と脂質が摂れていないのでそのへんも気をつけながら」
オリーブオイル、じゃんじゃん摂ってください!
イタリアでも毎朝、体組成を測っています
「日本にいるときは精密な機器を使って、体脂肪をはじめ、体重、体内水分量、筋肉量など、体組成を計測する機会がありました。ですがイタリアではそういった機会も少ないです」
「そこで市販の体組成計を日本から持ってきて使っています。家庭用のため体脂肪の数値は高く出ます(写真でも24.2%)。なので数値自体ではなく、数値の変化を記録して体脂肪を管理。できるだけ朝起きた後に、毎日同じタイミングで測るようにしています。数値の変化と自分のコンディション(フィジカルに対する感覚)と照らし合わせながら、いいパフォーマンスができるようにトレーニング量や食事量を調整しています」
石川祐希
いしかわ・ゆうき/1995年生まれ。小学4年でバレーを始め、2014年に日本代表入りを果たす。同年から世界最高峰リーグの一つであるイタリア・セリエAのチームでプレーし、2018年4月、大学卒業と同時にプロ宣言。今シーズンは同じくセリエAのシエナに所属。
instagram:yuki_ishikawa_official