伝説の格闘家が教えるジムへ、行ってきた
格闘技好きなら思わず背すじが伸びる。そうでなくても、ミットを受ける姿にオーラを感じる。そんな伝説の格闘家が教えてくれるジム、行ってみたくない? 元キックボクサーの新田明臣さんが代表を務める〈バンゲリングベイ〉、LDHが手掛ける格闘技ジムとして話題の〈EXFIGHT〉を訪れました。
取材・文/黒田 創 撮影/石原敦志
(初出『Tarzan』No.748・2018年9月13日発売)
精鋭揃いのトレーナー陣
ジャブとストレートのワンツー、さらにはフック、ミドルキックのコンビ。格闘ジムの基本エクササイズも、その道のプロに教わり、ミットを構えてもらうだけでテンションが上がる。なかでも頂点に立った男たちから指導してもらうのは格別だ。
元キックボクサーの新田明臣さんが代表を務める〈バンゲリングベイ〉は、老若男女幅広くキックボクシングを楽しんでもらうことをモットーとしている。
「女性会員のそばで男性会員が激しくミット打ちをやらないよう場所を分けるなど、気を配ります。おかげで女性が気軽に通える格闘技ジムとして評価していただけるようになりました」
トレーナーは精鋭揃い。それぞれ指導法は異なるが、その違いを楽しみつつ自分に合ったやり方を模索してほしい、とも。
「ウチに来たから痩せるわけじゃありません。皆さんの意識のスイッチが入りさえすればカラダは変わる。私たちはそのお手伝いをしているだけなんです」
元PRIDEの戦士がパンチを受ける
一方、あのLDHが手掛ける格闘技ジムとして話題の〈EXFIGHT〉。トレーナーの石田光洋さんは、かつてタックルを武器にPRIDEのリングに上がった総合格闘家だ。
「せっかくならキックボクシングを体験していきませんか?」
お言葉に甘えてグローブをつけ、言われるがままに構えるミットにワンツーを繰り出す。バシーン!といい音で受けてくれるので非常に気分がいい。
「ミット打ちはコミュニケーション。気持ちよく打ってもらえれば受けている僕も嬉しいんです。格闘技は本当に楽しいスポーツですから!」、そうにこやかに話す笑顔が印象的だった。
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