支持力と機能性を高める頸椎コンディショニング|寝ながらトレvol.13
『ターザン』編集部員がエクササイズを実践して紹介する、ベッドの上での「寝ながらトレ」。省スペース&時短で、誰でも簡単に試せます。今回のテーマは「 頸椎(首)のコンディショニング」。初級、中級、上級と3つのレベルをご紹介するので、出来そうなレベルをチョイス。もちろん初級から上級までやってもOK。3つやっても3分ほどで、さくっと終わります。
監修/齊藤邦秀 取材・文/石飛カノ 撮影/大嶋千尋
頭の重さは体重の約10%。60kgの男性なら6kgの負荷が常に首、とりわけ頸椎(首の骨)にかかっています。なので、この部位が備えるべきは、盤石な支持性。
でもそれだけじゃありません。腰椎と違って、頸椎はそれなりに動ける部位。上から1番目と2番目は、首の回旋運動の要。固まると逆に、回旋の動きが支障が出て広い視野が得られないんです。支持性を維持しつつ動かす。両方向から攻めしょう!
初級
ベッドに仰向けになる。右、左と交互に首を回旋させる。15回繰り返し。
中級
次はググッと顎を引いて「頸椎で枕を押す→脱力する」の繰り返し。15回。
上級
最後は片手を頭の横につけて押す。頭はプレッシャーに負けないよう押し返す。左右交互に、3秒×15回。
PC作業で固まった首を寝る前にしっかりリセット
球技をやっていた中高生のころは、フィールドの状況確認のため、頭をキョロキョロ。今よりも首を使っていた気がします。卒業して幾年月、全く使わなくなったばかりか、デスクワークの日はPC作業で首はガッチガチ。
寝る前に初級、中級をやってみただけで、首回りがほぐれてリラックスできました。ただし、痛みが出るようなら即中止。あまり動かさず、病院で診断を受けるようにしてくださいね!