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ランニングは自然との闘いでもある。わざわざ雨の日に走るランナーは多くないかもしれないが、それがレース当日だと避けられない(避けたくない)こともある。現役ランナー・佐藤悠基さんに伺った“天候”への対処方に学んで、どんな時でも快適に走れる知識を身につけよう!
ランニング時に意外な“強敵”となるのが紫外線だ。特にフルマラソン出場時は、レースが終わって日焼けにビックリなんてことがある。UV対策は日焼け止めのクリームを塗るのがオーソドックスな対処法だが、ランニング時は汗で流れてしまうことが多い。
かといってレース中に塗り直すのは難しい。そんなときに活躍するのが、飲むだけでUV対策になるサプリメント。日焼け止めクリームと併用すれば安心だ。また紫外線は眼球にもダメージを与えるので、曇りの日もサングラスでしっかりとガードしよう。
涼しくなってきたけど、秋のレースでは、まだまだ「暑い」と感じることがある。スタート時は寒くても、レースが進むにつれて気温は上がっていく。「手袋やアームウォーマーなど着脱可能なアイテムを使用すれば、体温調整がしやすくなります」(佐藤悠基さん)。春のレースで気温がグンと上がるときは要注意。カラダが暑さに慣れていないため、ダメージが大きくなるからだ。天気予報を確認して、必要に応じて事前の準備をしておこう。
雨の日は路面がスリップしやすい。特にマンホールや石畳は要注意。「レース時の前半は混雑していて、マンホールに気づかず、滑ってしまうことも。転倒を避けるためにも、雨の日は地面をしっかりとらえることができるグリップ力の高いシューズを履きたいですね」。また通気性と防水性に優れたものを選ぶことも大切だ。懐に余裕があるランナーは雨用シューズを用意しておくと、安全、快適に走ることができる。
寒い日はついついたくさん着込みがちだけど、ランニング時は動きやすさを重視しよう。レースに出場するなら、Tシャツにアームウォーマー、ロングタイツ、手袋というスタイルが理想的だ。プラスして、冷たい風をガードするネックウォーマーを使用すれば、ほぼ完璧。血流が良くなるので、カラダ全体が温まる。最近は発熱作用のあるアームウォーマー、一枚でも暖かいロングタイツなど、寒さ対策のアイテムが充実している。それでも寒さを感じる人はホットクリームを活用しよう。
佐藤悠基さん
さとうゆうき/1986年生まれ。日清食品グループに所属する日本長距離界のエース。箱根駅伝で3年連続の区間新記録、日本選手権1万mで4連覇など数々の記録を持つ。現在はマラソンに本格参戦。9月のベルリンでは6位に入った。
※製品情報は掲載当時のものです。
取材・文/酒井政人 撮影/谷 尚樹 イラストレーション/コルシカ
(初出『Tarzan』No.751・2018年10月11日発売)