とある市民プールが息を引き取るまでの49日間。
本を読んで脳を鍛える「読書の秋」をしよう。
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「アート」と「温泉」に肩まで浸かる。
アジアのオリンピックこと「アジア競技大会」が開幕!
大相撲秋場所、優勝争いの道筋を追いかける。
とある市民プールが息を引き取るまでの49日間。
2023年、埼玉県さいたま市の市民プールが、10,000人以上の反対を押し切り閉鎖・解体された。その最後の49日間を記録したドキュメンタリー映画『沼影市民プール』が現在全国上映中だ。本作では、プールが取り壊されること、市民がプールを失うことを「死」に例える。そこに精神科医エリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「死の受容の5段階(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)」を引用し、それぞれの段階を追いかけるように喪失を描いた作品だ。1971年「海なき市にプールを」という市民の願いから生まれた通称“沼プー”には、52年間で約600万人が訪れ、1万人が従事した。“沼プー”は子どもの遊び場であり、高齢者の健康増進の場であり、守り継がれてきた職場であり、名前のない出会いや関係が生まれる場所でもあった。そんな公共空間がまたひとつ失われてしまった。近年、市民プールは全国で老朽化や財政難による閉業が相次いでいる。各地でありとあらゆる再開発が繰り返される昨今、「場所の喪失」はもう決して他人事ではない。
本を読んで脳を鍛える「読書の秋」をしよう。
9月も半ば、すっかり秋だ。食欲の秋、睡眠の秋、スポーツの秋といろいろあるけれど、今週はまず「読書の秋」から実践してみるのはどうだろう。せっかくならば、少し気合いを入れて、普段なら手に取らないような難しい本にも挑戦してみたい。『Tarzan Web』のおすすめは〈青土社〉から先月末発売された『フィットネスの社会学――「最適化」する自己と社会』だ。切り口はアカデミック色が強いけれど、テーマはお馴染みの「フィットネス」。筋肉や体型だけでなく、睡眠、代謝、集中力、感情、老化まで、なぜ私たちは身体をより良く、より効率よく「最適化」しようとするのか。その背景を社会学の視点から読み解いていく。しかも第二章の題材は、なんと我らが『Tarzan』! さらにプロテインの産業史やプロテインブーム、女性向け商品の変遷など、身近なトピックも登場。いつも何気なく筋トレや食事管理をしている人も、これを読めばあらたな視点や考え方が芽生えるかもしれない。
「アート」と「温泉」に肩まで浸かる。

有馬温泉、草津温泉に並ぶ日本三名泉のひとつ「下呂温泉」。この街で、温泉と、それからアートに浸かって心身と五感を開放できる、一風変わった芸術祭が行われる。その名も「下呂 Art Discovery 2026」。岐阜県下呂市で初の国際芸術祭だ。9月11日(金)から11月8日(日)までの期間中、森や温泉街、飛騨萩原宿の古い町並み、総ヒノキ造りの廃校など街全体を舞台にして、14の国と地域から集まった59組のアーティストが作品を展開。なかでも注目したいのが、1954年築、2012年に閉校した旧湯屋小学校を舞台にした「みんなの学校」だ。教室での展示やワークショップのほか、さまざまな授業に給食、山歩きの課外授業まで!まるで本当の学校生活かのようなユニークなプログラムが連日実施される。作品鑑賞パスポートは2500円。日によって催しが異なるので、目当ての展示を選んで訪問日を決めるのがおすすめだ。思う存分作品を鑑賞したあとは、下呂温泉で一泊すれば完璧。この期間だけの特別な温泉旅行を楽しもう。
アジアのオリンピックこと「アジア競技大会」が開幕!
4年に1度開催される、アジア最大級の国際総合スポーツ競技大会「第20回アジア競技大会」。「アジア版オリンピック」という異名も持つこの大会が今年、32年ぶりに日本で開催される。舞台となるのは、愛知県名古屋市。9月19日(土)から10月4日(日)までの16日間、45の国と地域からトップアスリートが集まり、43競技469種目におよぶ熱戦を繰り広げる。なかでも注目したいのは、「パリ五輪」金メダリスト・北口榛花選手の再起。右肘の故障から復活し、6月の日本選手権を制してアジア大会代表に内定した。ほかにも、卓球の張本智和・美和兄妹や、レスリングの藤波朱理選手、体操の橋本大輝瀬選手など、世界を舞台に戦ってきた選手陣が一堂に揃う。会場チケットは残席があれば当日券も購入できるので、シルバーウィークのおでかけに生で試合観戦というのもいい。テレビ放送はTBS系列にて連日実施。競技によっては生中継もあるので要チェックだ。
大相撲秋場所、優勝争いの道筋を追いかける。
9月13日(日)から9月27日(日)にかけて、〈両国国技館〉では「大相撲九月場所」が開催される。今場所の注目は、横綱・大の里と豊昇龍を軸とした優勝争い。なかでも今週末にあたる19日(土)の7日目から20日(日)の中日にかけては、序盤戦を終え、優勝争いの行方が少しずつ見えてくるタイミングだ。実は大相撲では、15日間のちょうど真ん中にあたる「中日」が、その後の展開を占う節目としても知られる。さらに、今場所は霧島、安青錦、琴櫻の3大関がそろい、関脇には熱海富士と新関脇・藤ノ川、小結には新小結・伯乃富士が名を連ねる。会場チケットは全日程完売しているが、NHKでの放送があるほか、ABEMAでは序ノ口から結びの一番まで全取組を無料生中継する。連休初日、どこにも出かけず、画面越しに力士の勇姿を眺めてゆっくりとするというのも乙かもしれない。