山好きが選ぶ、フィールドで頼れる名アイテム。
山を楽しむための道具は、まだまだ進化している。軽さ、機能性、アイデアに富んだギアを、目利きショップの視点でセレクト。フィールドで活躍する逸品を紹介する。
direction: Tamio Ogasawara text & edit: Shoko Yoshida text: Ryota Mukai photo: Hirokazu Kobayashi hair & make-up: Hori styling: Yutaka Aoki artwork: Kimiaki Eto (PAPIER LABO.)
『Tarzan』No.929 on sale July 9, 2026.

教えてくれたショップ・ブランド。
田中商店/群馬・桐生の山奥にある唯一無二のアウトドアスタイルコンビニ。トレイルミックスも量り売り。
Run boys! Run girls!/東京・馬喰町のトレイルランニングとランニングの専門店。走りたくなったらまずここへ。
TakaoMountainBook/ガレージブランドのアップカマー。ファッションベースで、思想はUL。アイテムも手作り。
Moonlight Gear/東京・岩本町でULギアをはじめ、世界中から厳選したオルタナティブな山道具を扱うオーソリティ。
1.〈Six Moon Designs〉傘|カサがいい日もある。

山の傘は軽量・頑丈なテントで知られる〈シックスムーンデザインズ〉の名品。「夏の森林限界より下の樹林帯なら、蒸れがちなシェルより傘が快適な場合もあるんです」(Moonlight Gearさん)。193g。《Silver Shadow Carbon》13,200円、問アウトドア ギア マニアックス。WEBサイト
2.〈HOKA〉ウエストバッグ|手ぶらでラン。

薄く細く軽いが、収納力は十分。スマホにキー、ちょっとした補給食なども収まるランニングベルト。ステッチはリフレクター。レモンイエローにパープルと両方欲しくなるレイカーズカラー。《Run Belt》各6,160円。WEBサイト
3.〈Zpacks〉レインスカート|コンパクトなシートにも。

素材は軽くて防水性に優れたキューベンファイバーことDCF。「レインパンツいらず。オールジップだから服の上から巻け、グランドシートにも」(Moonlight Gearさん)。畳むとこぶし大に。《DCF Rain Kilt》24,200円。WEBサイト
4.〈on〉ハット|走る山にも、日除けがあれ ば。

スイスの〈オン〉の5パネルハット。後頭部のバンドを絞れば風にも負けず、吸汗性の高い裏地が快適なランをサポート。「日除け効果が高く、ハットで山を走る人も増えています」(Run boys! Run girls!さん)。《Train Hat》7,700円、問ランボーイズ!ランガールズ!。WEBサイト
5.〈OAKLEY〉サングラス|名作は山でも映える。

1994年の傑作《アイジャケット》の復刻。オーバルシルエットはそのままに、汗でグリップ力が高まるノーズパッドを備える。26SSのスペシャルカラーで。《Eye Jacket™ Redux Latitude Collection》41,580円。WEBサイト
6.〈HERENESS〉キャップ|軽さも、美しさのうち。

走るための本当に美しいシルエットを求めて作られた〈ヒアネス〉のキャップ。検証し尽くされたつばの長さは4.8cmに。4つのパネルにはパンチングホールを施し、高い通気性と軽さを実現。結果26g。《FOCUS CAP》6,600円、問ヒアネス。WEBサイト
7.〈UNWASTED〉グローブ|手を守る、山の備え。

香川のアウトドアショップ〈アンウェイステッド〉のグローブ。手のひらにはグリップ力、甲はメッシュ素材で通気性あり。ミトンは収納可能。「転倒時にも手を保護してくれるので装着がベターです」(Run boys! Run girls!さん)。《adapt》4,950円、問ランボーイズ!ランガールズ!。WEBサイト
8.〈LUNA PROJECT〉メッシュパッド|背中に爽やかな風を感じる。

背面メッシュを持たないULパックに装着できる、ソウルのガレージブランド〈ルナプロジェクト〉のメッシュパッド。高い通気性とクッション性で背中を汗から解放。4本のバンジーコード付きで、3サイズ展開。《Back Air Mesh Pad》3,300円〜、問田中商店。WEBサイト
9.〈SHOKZ〉スポーツイヤホン|山の音も聞こえてくる。

音楽とランニングは密接な存在にある。1分間に刻まれる拍数(BPM)が150以上だとランニングのテンポとシンクロする。自身が好きな曲を聴くとさらに走ることに集中できるという。だがしかし、山では周囲の音を察知しながら走るべきだし、山の囁きも味わいたい。そんなときのために、〈ショックス〉のスポーツイヤホンがある。骨伝導で耳を塞がず、ネックバンドで落下も防止し、一度の充電で12時間も稼働する。このオレンジとグレーのカラーは、走るケニアの哲学者、キプチョゲとのコラボモデルだ。《OpenRun Pro 2》27,880円。WEBサイト


