塩分の見直しが楽痩せのヒントに。カフェ経営者の減量術。

体重よりも、まずは体調を整えたい。〈cafe REDBOOK〉オーナー・井上愛さんが続けるのは、AIの助言をきっかけに見直した無理のない食習慣だった。

text: Chieko Asazuma photo: Hiroshi Nakamura

『Tarzan』No.923 on sale April 9, 2026.

井上愛さんの食事を作っている様子

この日のランチはチキンにアボカド、生野菜にたっぷりのヨーグルトディップを入れたタコス。「ディップは一晩水切りしたプレーンヨーグルトにハーブと塩を混ぜるだけなので作ってみて」。

Profile

井上愛(いのうえ・あい)/中目黒でカレーを出すカフェ〈cafe REDBOOK〉を経営。家での食事では一晩水を切ったヨーグルトにハーブと塩を入れて混ぜただけのディップがサンドにタコスにと大活躍。

AIが教えてくれた盲点は「塩分」でした。

きっかけは、4年前に体調を崩したことだった。

「全然調子が戻らず、ちょっと動くとすぐ疲れちゃう。ようやく回復してきた去年、ストレッチメインのジムに通いだした時には体重が8kgも増えていたんです」

ジムのトレーナーに食生活を相談したところ、意外にも「もっとしっかり食べて」と言われたそう。タンパク質と緑黄色野菜中心の食生活にしたら2kg減った。

「でも、鶏胸肉にブロッコリーばかりの生活も違うなあと思って。AIに最近の食事をつぶやいたら“塩分を摂りすぎです”と返されたんです。しょっぱいものが好きだったので、なるほどと」

それまで「カラダにいいから」と毎朝飲んでいた味噌汁の代わりに低カロリーで塩分も少ない水キムチを作ったり、チーズやマヨネーズの代わりに水切りヨーグルトを使ったディップを開発したり。

「月に一度、たっぷり玄米を炊いて小さく冷凍。これを朝食に固定したら、チンするだけで時短にもなってカラダも軽い。大豆と水を入れるだけの豆乳メーカーを買い、毎朝作って携帯ポットに入れて持ち歩き、昼ごはんまでのつなぎに。これが思いのほか美味しくて腹持ちもよく、続いています」

ランチは軽め。食べてはいけないものは設けず、外食では揚げ物を食べ過ぎないように注意する程度。今年に入って1か月1kgペースで減量でき、むくみも減った。

「何より気持ちが安定し、自分がコントロールできるようになったのが大きい。体重より体調重視でのんびりいきます」

自分がスッキリした経験を反映したお弁当も試作中だ。

4月よりお店で販売予定のお弁当

4月よりお店で販売予定のお弁当。ナッツご飯、豆カレー、チキン、キャロットラペ、ケール、玉ネギのアチャール。ヨーグルトディップのソースがつく。ライスなしや、ヴィーガンにも対応。基本の組み合わせ1,600円〜。