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その疲れ、プロに頼ろう。|無意識のクセ由来の「クセ疲労」に注意!

普段の姿勢のクセは、実は日々の疲れにつながっている。凝り固まった筋肉をほぐして疲れを解消するには、プロフェッショナルの知識と技術を活用するのがオススメだ。日本疲労学会理事長も務める医師の渡辺恭良先生からアドバイスをもらった。

イラスト/FUJIKO 取材・文/黒木許子 

教えてくれた人

渡辺恭良(わたなべ・やすよし)/京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。一般社団法人 日本疲労学会 理事長、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授、国立研究開発法人 理化学研究所 名誉研究員、Integrated Health Science 株式会社 代表取締役 CEO。ベルツ賞、文部科学大臣表彰科学技術賞など受賞。 

なんとなくずっと体が重い。そんな疲れを感じながらも、目の前のタスクに追われて日々は過ぎていきがちだ。ヘアサロン・リラク&ビューティーサロンの検索・予約サービス〈ホットペッパービューティー〉が男女1,000人に実施した疲労度調査でも、「体に力が入らない」「ぼーっとする」等のチェック項目に多く当てはまり、「ケアを考えるべき疲労」を抱えている人が半数以上に上ったという。なのに、そのうちの5割程度は、自身を「健康的」もしくは「やや健康的」と思っているとのこと。実際の身体の状態と、本人の意識との間には大きなギャップがあるようだ。*

出典/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002970.000011414.html

疲労のメカニズムを研究する渡辺恭良先生に、疲労解消法を聞きに行くと、最初に意外なことを教えてくれた。疲れとは、姿勢の”クセ”に由来することが多いのだという。

「同じ格好を続けることは疲れの原因となります。本来人間の身体は、体重の負荷が均等にかかるように設計されている。足を組んだり頬杖をついたりといったポーズは、重心をずらすことになり、その形が続くと肩や骨盤に歪みが生じてしまうのです」

そもそもなぜ疲労が起こるのかというと、細胞や臓器が体内で活性酸素を処理しきれなくなるから。活性酸素とは、活性化されて強い酸化作用を持つようになった酸素の総称。これが増えると細胞部品が酸化してサビ付き、その細胞の機能低下が疲れとして自律神経系に感知されるのだ。

「活性酸素は完全な悪者ではありませんが、本来身体が対処できる以上の量が同じ場所に留まると良くない。その意味では、実は疲れは老化と同じメカニズムなんですよ。身体がオーバーワークした結果、サビの修復が間に合わなくなった状態が疲労です」

そうなると、疲労解消は自律神経系のリカバリーにかかってくる。そこで何よりも大切なのが、正常な血流だという。足を組む、頬杖をつくといった無意識のクセによって歪んだ姿勢が続くと、血の巡りが阻害され、老廃物の排出が滞ってしまう。とはいえ、自分でマッサージをするだけで補い切れるものでもないのだという。

「セルフケアには限界があります。どこを押せば効果的なのか、どのくらい強く押せばいいのか。それ以外にも、手を動かす方向やリズムなど、コツはたくさんあります。ツボについても、本当は何百とある。だから、身体のことをしっかり学んだ専門家に頼むのが良いと思います。プロは、解剖学的なことを把握しているだけでなく、施術の実績を積んで、一般にはわからない感覚を持っている。実際に、プロの整体師が手で感じた血流の変化が、血流計とほぼ一致していたという実験結果もあるほど」

ついやってしまう身体のクセと、そこで増幅される疲れ。一人で立ち向かうのは少し難しいから、リラクゼーションサロンなどで専門家に頼ってみたい。定期的にプロにケアしてもらうことが、ヘルシーに働き続ける支えにもなるはず。

ホットペッパービューティーとは?

国内最大級のヘアサロン・リラク&ビューティーサロンの検索・予約サービス。行きたい日時や口コミ、クーポン、サロンスタッフなどから、自分の行きたいサロンを検索可能。30 分ごとの空き状況が確認でき、エリア検索機能で通いやすいサロンを見つけられる。

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