滝沢カレンのピラティス愛。すべてが気持ちよく、ちょうどいい。
圧倒的な美貌と、“語録”と名がつくほどに独特なワードセンスで、雑誌やバラエティ番組に引っ張りだこの滝沢カレンさん。彼女が今、夢中になっているのが加圧を取り入れた“血流系”ピラティス。いつ何時もハッピーで、血色感あふれるヘルシーな“美”を育むルーティンとは?
取材・文/門上奈央 撮影/大辻隆広 スタイリスト/伊藤信子 ヘア&メイク/佐川理佳 ポージング指導/田岡花子(アランチャ) ロゴイラスト/師岡とおる
初出『Tarzan』No.834・2022年5月26日掲載
“血流系”ピラティスに夢中!
とびっきり眩しい笑顔。“語録”と名がつくほどに独特なワードセンス。雑誌やバラエティ番組に引っ張りだこな、いま最高にホットなジェーン、滝沢カレンさん。最近、ピラティスに夢中なんだとか。
「それも、加圧を取り入れた“血流系”のピラティスです!! 一定時間圧をかけた後で、血管を熱い液体がかぁあーっと滝のように流れるのを感じながら行うもの。冷え性の私には、“血液が動いてるな”って分かります。加圧ベルトを外した瞬間、血液たちのリレーが始まる…ような。2年前、初めて体験してすぐ恋に落ちました」
と、滝沢さん。ピラティスについて話す間はなんだか嬉しそう。
「最近ではこんなに続いたフィットネスは初めて。3歳からクラシックバレエを11年間続けてましたが、モデルになってからは迷走の日々。18歳から3年間、大好きなアーノルド(・シュワルツェネッガー)を目指していたわけではないけど、毎日ジム通いして服が似合わないほどバキバキに。筋トレに依存してるのもヤバいなと思い退会しました。痩せるために海外セレブの食事ダイエットを試したり、“痩身マッサージ”に通った時期もありました」
10年後の自分に喜ばれたいから
当時は「全部がむしゃらだった」そうだが、自身の中にジレンマも。
「ロクに運動もせず痩せるなんて、甘いと自分でも思ったし、そもそも健康的じゃないなと。それに私、カラダを動かすのが大好きで! 汗をかかず息切れもせず一日を終えるのは、しっくりこないんです」
前からピラティスの存在は知っていたという滝沢さん。知人から魅力を聞き、挑戦することに。
「ヨガや筋トレは動作を止めたり筋肉を縮めますが、ピラティスは波のように動き続けるので、呼吸も汗も止まらない。すごく気持ちよく、全てがほどよいんです。それに、ピラティスを通して初めて出会えた筋肉も多かった。28年間うずうずしてた筋肉たちも、嬉しかったはず」
それから多忙なスケジュールの合間を縫ってピラティスに励むように。
「“今日もやらないと…”って億劫な日も正直ある。それでも終わると“来てよかった”としか思わないし、帰り道はレッドカーペットが敷かれている気分。今日動いたから明日の自分に褒めてもらえるぞ、と嬉しくなります。何より、10年後の自分に喜ばれたい。実際、今の私は10年前の自分に“ありがとう”って言えます。遊ぶ時間を全部運動に回した自分を褒めたいし、いろいろ頑張ったからピラティスに出会えました。きっとご縁があるんだろうな」