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『ターザン』が運営する有料オンラインコミュニティ「TEAM Tarzan(チームターザン)」。そのメンバー・ユッキーさんが3月に行われた名古屋ウィメンズマラソンに参戦。マラソン完走者全員に、ティファニーのペンダントが贈られる本大会。果たしてユッキーさんはペンダントを手に入れることができるのか!?
ユッキー
ラン歴5年。サブ3.5目指して頑張っていた矢先に膝の故障。2021年7月に滑膜切除と半月板切除(円盤状半月)の手術を受け、ジム通いでリハビリ。名古屋ウィメンズマラソンが復帰戦。
こんにちは、TEAM Tarzanのユッキーです。
3月13日に行われた「名古屋ウィメンズマラソン」に参加してきました。名古屋ウィメンズマラソンといえば…そう「ティファニー」! 毎年オリジナルのデザインが施されたペンダントが完走者全員に贈られる女性のためのマラソン大会です。
大会前日。名古屋へ移動後、ランナー受付とエキスポに顔出し、食事の後は、翌日に備え、22時までに就寝。
朝4時過ぎ。ゴールして周りの人の「がんばったねー!」という声掛けに、「おかげさまで〜!」なんて返している夢で目が覚めました。はっ、私まだ走ってないじゃん!! 正夢になるのか? それとも…。
目次
起きて身支度を整え、軽いストレッチとアップで刺激入れ。水分補給、日焼け止めも抜かりなく。
チェックアウトを済ませ、ロビーで待っていると、「お弁当が出来ましたが持って行かれますか?」とホテルの方。わぁ! ありがたい!! 温かいお味噌汁も持ってきてくださいました。ごはんもほかほか。一粒残さず完食! そのまま出発です。
会場までの電車の中は、ランナーばかり。運良く座席に座ることができ、ウトウト…。そこでまたトラブルの気配が。ん…なんだ?? 痛い…。膝じゃなくて、巻き爪が痛い…!!!
練習でも普段でも痛くなることなんてないのにー! よりによってフルマラソン当日の朝に。少し様子を見ましたが、歩くと痛さが増してくる。歩き方もおかしい。ヤバイ、フルマラソンどころじゃない!
痛み止めのロキソニンと胃薬投下。薬を飲んで走りたくなかったんだけどなぁ。お守りがわりに持っててよかった。。。
事前登録していた健康観察記録とコロナの陰性証明を見せ、中へ。ゆるランなのでスマホを持って走ることにしたのですが、その間にも沢山の方から届く応援メッセージを読んで、朝から目がウルウル。
スタートの1時間半前。早めに到着したなとは思っていたのですが、なんとスタートブロックの最前列。オロオロ…。その場で軽いアップや動的ストレッチをしながら待ちます。お会いできたラン友さんと写真を撮るシーンも。
霊長類最強の吉田沙保里さんがゲスト! 国歌独唱は小柳ゆきさん。こんなにカッコいい国歌聞いたことないってくらいカッコよく、別の曲みたいでした。いよいよスタート。少しマシになったけど、まだ少し巻き爪が痛い。大丈夫かなぁ…。
みんなみんなみんなみんなみーんな笑顔! 女子、女子、女子、女子、女子。華やか。今回のレースはフル完走が目標。当初考えていたペースは、走るところはキロ6。給水や給食やストレッチなども入ってきたらそれより少し遅くなるかな、というイメージ。サブ4.5(4時間半以内で完走)できたらいいなーという感じです。
ただ、レースが近くなるにつれ気温が高いということがわかってきて下方修正。キロ6分半くらい、あわよくばキロ6分15くらいでも、オーバーヒートしないペースで。まだ暑い日もあまりなく、暑熱順化できていないこのカラダ。完走さえすれば!(制限時間は7時間)
スタート直後。Cブロックの先頭にいたのが仇となります。みんなのペースに煽られて、セーブしてもセーブしても落ちない。私にはオーバーペースと言い聞かせ、端の方に寄り、周りに迷惑をかけない程度にペースを落とします。
その波が落ち着いたら、今度は後方からサブ4(4時間以内で完走)を狙う集団が押し寄せます。そこでまた流され全く自分のペースが掴めないまま、5km地点ですでに汗だくに!
事前にコーチとすり合わせた今回のテーマは「とにかく暑いのでタイムは追わないこと。完走だけを考える」。
トイレに行っても良いから十分すぎるくらいの給水を! それに、水は飲むだけでなく適宜、首や手にかけること。その時、足にかかってしまうと水膨れなどのトラブルの原因にもなるので気をつけること。
それでも、事前に沢山のお友達が、応援ポイントを教えてくれていたので、そこまでは頑張ろうと思いました。それがね、ものすごく力になるんです。スライドで会うラン友さんとのエール交換も、ものすごく力になります。
応援は力になる。そう強く感じました。
巻き爪はあまり気にならなくなってきましたが、反対の足の薬指が痛い。どんどん痛みが増してくる。先はまだ長い。悩みに悩んで、再度ロキソニン投入。前回から4時間以上経過していることを確認し、持っていた胃薬と共に。
沢山持ってってー!! 言われるのでありがたく。チョコとあんぱん(口の水分持ってかれるからウルトラマラソン以外でしか食べないかも)は遠慮しときました。コロナで、全ての給食が個包装のものになりました。
巻き爪はあまり気になりませんが、右足の薬指は痛いしハムやお尻は痛い。
「名古屋、35kmに坂があるよ!」と聞かされていた35kmの坂。27km辺りに下り坂があり、折り返した登りのこのことかな?? 折り返した坂が33-34kらへんにありました。ぜんぜん登れる。走れる。高低差もないし、長くもない。
きっとこれじゃないな。35kmの坂で攣るとか言ってたしなぁ。この先に坂が待ってるんだ、がんばるぞー!
この先にも坂はありませんでした。私の印象、超絶フラットコース。(他のところは下りさえ感じなかった)みんなから「坂って感じないほど元気だったんだねー! 走れてたんだねー! 名古屋相性いいんじゃない?」と言われました。
35kmから先は、足攣りによる救護の方の応急処置がいつも以上に沢山目にしました。暑かったですからね。
「よし、○キロの看板まで走ろう!」
「○秒だけ歩いたらまた走ろう」
走れる距離がだんだん短くなってきましたが、それでも小さな目標を次々と立てることで、前を目指します。ゴールのドームが見えて、痛いけどもう歩くのはやめました。ニューバランスのビジョンがあちこちに。そこに映し出される言葉の数々に、涙が出て溢れて止まらない。
少しご紹介しても良いでしょうか。
込み上げてくるものが次から次へと溢れ出し、嗚咽とともに、涙がもう抑え切れなくなりました。
顔をぐちゃぐちゃにしながら向かうゴールへのビクトリーロード。笑顔でゴールって決めてたのにな、全然笑顔じゃなかった。ゴールゲートをくぐり抜けたら時計を止めて、振り返って、一礼。
涙で顔が歪む中、塩でジャリジャリの顔の涙をふいて、無理やり口角あげて一枚。ありがとう、本当にありがとう。そして、ただいま!
4:22:14 Finish