メリノウールがこのお値段。ワークマンのタイツが「完璧」な理由

『ターザン』編集部員が本気で気になったアイテムを紹介する連載「編集部のみっけもん―EDITOR`S CHOICE」。今回は〈ワークマン〉のメリノウールタイツとボクサーパンツ。

Text: Tarzan photo: Tomoo Ogawa

初出『Tarzan』No.826・2022年1月27日発売

〈ワークマン〉のメリノウールタイツとボクサーパンツ

メリノウールがこのお値段!

憧れの賞を獲った際のインタビューなどで「小さな頃の自分に教えてあげたいです」という言い方で感動を表す方、いますよね。僕も小さな頃は、大人になってこんなにおやつ食べながら仕事してるとは思わなかったですし(グミが好き)、こんなに日常的にタイツを穿いているとも思わなかったです。

冬〜春先まで寝る時も出社する時も穿きっぱなし。穿いてないと何か忘れ物をしたような気持ちになるレベルで、おかげで(?)カラダも冷えにくくなりました。

ただ、毎日のように穿くとなると、耐久性、そして洗い替えが用意できる現実的な価格かどうかも大切で。その点、近年新商品を出すごとに何かと話題になる〈ワークマン〉で見つけたメリノウール100%のタイツは完璧で。

〈ワークマン〉のメリノウールタイツとボクサーパンツ

アウトドアブランドの定価の3分の1を目指して開発されたという〈FieldCore〉ラインの商品。メリノウール100%で、肌触りの良い天竺編み。タイツは写真の黒と紺の2色展開、ボクサーパンツは写真のグレーも加えた3色展開。タイツ1,900円、ボクサーパンツ980円、WEBサイト※店舗によっては売り切れの場合あり。

その温かさはご存じの方も多いと思うので省きますが、ここのは厚すぎず薄すぎず、チクチクもせず。同じ素材で下着もあるといいなと思っていたら、なんと秋冬の新商品として出ていました。

このボクサーパンツにタイツを重ねて穿くことを勝手にダブルメリノと呼んでいるのですが、これまた調子がよく。お手洗いなどで脱ぐたび、揃って温めてくれていたことに気づき、幸せな気持ちに。

デフレの世、コスパコスパ言うのは好きじゃないですが、値段と質のバランスがいい、というかむしろ安すぎでは?と心配になる良品。小さな頃、どこかタイツに恥ずかしさのあった自分にも教えてあげたいです。