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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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2013年、国際連合食糧農業機関(FAO)が発表したレポートで昆虫食が注目されるようになった。世界中で伝統的に食されている昆虫は確かに高タンパクで環境負荷が低い。そんな昆虫食の魅力を井上咲楽さんに聞きました。(雑誌『ターザン』No.819〈2021年9月22日発売号〉より全文掲載)
「おいし〜♡ 私も蚕のガパオライスを作りますが、このお店(EAT for E)は甘辛煮にしてあってさすがです」とぺろりと完食した井上咲楽さん。昆虫食にハマったのは今から4年前。
「きっかけは〈ANTCICADA〉の《コオロギラーメン》と、長野県のアンテナショップで見つけた蜂の子の缶詰でした。当初は好奇心で食べましたが、そのおいしさに衝撃を受けて、2年前から自炊でも使うように。
多くの人が主食をご飯にするか麺にするか…と悩むように、今では“タンパク源、肉か魚か昆虫、どれにしようかな?”と。昆虫食を好きになってから、食事の幅が広がりました」(井上さん)
料理好きとあり、おかずの具や食後のお茶などあらゆるメニューで堪能。
「2021年は、写真集の撮影のため人生初のボディメイクに挑戦。今も週1でウェイトトレを続けてますが、間食はフリーズドライの昆虫が定番です。スナック菓子などの代替につまむと、糖質や脂質をセーブしながらタンパク質を摂れて、塩分も控えめなのでむくみも気になりません。
コオロギのなかでも食べ応えのあるフタホシコオロギやジューシーなトノサマバッタ、香ばしいイナゴをよく食べます」(井上さん)
また昆虫食を定期的に摂り始めて、体調面で嬉しい変化が。
「お通じがよくなった気がします。レシピ動画をまとめ撮りした翌日はいつにも増してスッキリ。昆虫には良質なオイルが含まれているからか、便がするんと出ます。あと私は牛肉を堪能した翌日は吹き出物が出がちですが、昆虫食でその経験はない。体質に合ってるんでしょうね」
今やネットで昆虫食をポチれる時代、井上さんのおすすめは。
「エビの風味に近いコオロギは種類豊富に揃ってます。洋梨に似た香りがする雄のタガメも美味。未知の食材ならではのワクワクも昆虫食の醍醐味です」
暗闇キックボクシングスタジオ〈TOY VOX〉が併設するカフェ〈EAT for E〉には昆虫をはじめ、サステナブルな食材を使用したメニューが揃う。井上さんは《サステナブルプロテインガパオライス》(イートイン1,322円、テイクアウト1,298円)を堪能。
撮影/谷尚樹 スタイリスト/平澤雅佐恵 ヘア&メイク/村田真弓
初出『Tarzan』No.819・2021年9月22日発売