最後に本気で走ったのは、いつ以来だったか。全力で長距離を走る楽しさは知っている。疾走してリズムに乗れたときの無敵感。追い込んで、出し切ったときの達成感。クールダウン後に火照ったカラダで浴びる、ちょっと冷たいシャワーもたまらない。 ただ、そのキツさも知っている。悲鳴をあげる心肺と、ラストスパートで痺れる手脚。走りたいけど、走りたくない。いつもだったらその一歩を渋ってしまう。 では、それが一人ではなく日本中のランナーと一緒ならどうか。普段のランニングに違う刺激を求めるなら、うってつけなのがアディダスによる「ADIZERO FASTEST PROJECT(アディゼロ ファステスト プロジェクト)」だ。
日本の10km最速を決めるレース。
日本中のランナーが最速を目指すプロジェクトで、第一弾として9月に開催されたのが《YOUR FASTEST 5K》。それに引き続き、10kmを「1秒でも速く走る」ことを目指す《TOKYO FASTEST 10K》が10月24日(日)に開催される。 これは「アディダス ランニングアプリ」を通じて、日本中どこからでも参加可能なバーチャルレース。スタート時間やコースを参加者が自由に選び、アプリ上で計測した10kmのタイムを競うというもの。 普段ランニングをしている人も、全力で追い込む機会はそうは多くないだろう。VO2max(最大酸素摂取量)を増やし、筋持久力を強化できるスピードトレーニングとしてもメリットがある。 上位入賞者から抽選で3名にアメリカで2022年に開催予定の「ボストンマラソン2022への参加権」が授与されるほか、「“最速”を目指すための商品サポート一年分」が貰えるとあり、特典でもモチベーションは高まる。 とはいえ、アディダス契約アスリートの岩出玲亜選手や「ADIDAS RUNNERS TOKYO」のキャプテン、コーチも参加予定など、猛者が集まることは間違いない。
そこで重要なのがコース設定。自分で自由に設定できるので、岩出玲亜選手は「追い風を利用できてワンウェイの10kmがとれる河川敷のコースを走ろうと思います」と言う。コース戦略が求められるあたりにも、いつもの大会とは違う刺激がある。 気分転換や健康維持の手段としてスピードを求めずに走っている人も、少しだけ速さを意識すると、“走ることの純粋な楽しさ”を再発見できるはず。それは言わば子供の頃、ただ楽しかった「かけっこ遊び」そのもの。速く走れるコースを近所で見つけるのも、つまりは遊び場探し。せっかくなら当日だけでなく、その準備から楽しみたい。
参加方法
TOKYO FASTEST 10K
受付期間:2021年9月28日(火)~10月24日(日) 開催日時:2021年10月24日(日)0:00~23:59 参加方法:スマートフォンアプリ「アディダス ランニングアプリ」内のイベントより登録。 参加料:無料 特典:
- 「ボストンマラソン2022」参加権:3名
- 「”最速”を追求するための商品サポート1年分」:3名
※レース参加者のうち上位入賞者の中から抽選にて選出。 ※ボストンマラソン2022会場までの渡航費や宿泊費などは当選者負担。 ※商品サポートは2022年1月~12月の期間、4回に分けて商品提供。
「自分史上最速」の戦略に《ADIZEROシリーズ》。
コース選び以外にももう一つ、最重要戦略といえるのがシューズ。注目なのが「日本人を速く」するというコンセプトの《ADIZEROシリーズ》からの最新の4モデル。 2020年9月、プラハハーフマラソンでペレス・ジェプチルチル選手が女性単独ハーフマラソンの世界新記録を樹立、さらに今年の9月12日、アグネスジェベト・ティロップ選手が10kmの女子単独レースで世界新記録を達成した。 その両選手が着用したADIZERO ADIOS PROの最新モデル《ADIZERO ADIOS PRO 2》をはじめ、持てるテクノロジーを究極なまでに高めて装備した《ADIZERO PRIME X》、毎日のランニングにも使える《ADIZERO BOSTON 10》、初心者から上級者までレベルを問わずフィット性に優れる《ADIZERO JAPAN 6》と魅力的なラインナップが揃う。
アディダスが今考え得る最速のためのテクノロジーが詰まっているだけに、それに“乗る”ワクワクはランナー冥利に尽きる。なかでも、搭載されたカーボンプレートの枚数やソールの厚みの点で、世界陸連の規定によりトップアスリートが公式レースで着用を認められない《アディゼロ プライム X》は存在が刺激的だ。 自分のタイミングで、気に入ったコースを走る。しかも日本中のランナーともつながれるなんて、バーチャルだからできたランのいいとこ取りのレース。この「1秒でも速く走る」かけっこ遊びは、準備も含めて本気でやるのが間違いなく楽しい。
INFORMATION
アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033 (土日祝除く、9:30〜18:00) https://shop.adidas.jp/running/adizero_adios_pro/
特設サイト及びアディダスSNSアカウントでは、ランドスケープデザイナー石川初氏など各分野の専門家による“最速の10km”を走るコース選びなどを順次発信。最速への情報戦にチェックしておきたい。