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初心者でも出場できるスポーツの世界大会開催! ターザン読者も挑戦中!!

コロナ禍の影響で延期された『ワールドマスターズゲームズ2021関西』が、来年5月開催でエントリー再開! 『ターザン』読者のオンラインコミュニティ〈TEAM Tarzan〉のメンバーたちも、続々とエントリー。4年に一度の世界最大級の生涯スポーツの祭典を楽しむべく、トレーニングを積んでいる。ワールドマスターズゲームズへの意気込みや、大会の魅力を聞いてきた!

ワールドマスターズゲームズ2021関西は2022年5月開催から再延期し、新たな会期について現在、国際マスターズゲームズ協会(IMGA)と協議中です。

記事は公開時点の情報となります。最新の情報はホームページをご確認ください。

https://www.wmg2021.jp/

ワールドマスターズゲームズ2021関西

概ね30歳以上であれば誰でも参加ができるスポーツの世界大会。大半はタイムや競技実績などを問われることはなく、参加基準は年齢のみ。予選もなく、ほとんどの競技でレベル別、年齢別にエントリーできる。

さらに、大会で用意されるメダルの数は1万個以上。同レベル、同年代で競うのであれば、巡り合わせによっては世界大会のメダリストになれる可能性もないとは言い切れない!

  • 受付期間:2022年2月28日まで(先着順)
  • 開催期間:2022年5月13日〜5月29日
  • 参加料金:国内在住者15,000円(1人5競技種目まで出場可)
  • 開催地:関西(2府7県)
  • 公式競技数:35競技59種目

詳しい競技要項やエントリー方法は公式サイトをチェック!

チャレンジ① 走幅跳

「日本で開催される世界大会を楽しみたい!」(山内やよいさん)

熱心な『ターザン』読者の方なら、もしかしたら見覚えがあるかもしれない。山内やよいさんは、本誌の読者変身企画「脱げるカラダ2019」で、優秀賞に輝き、誌面を飾ってくれている。

山内やよいさん
山内やよい(やまのうち・やよい)/「脱げるカラダ2019」優秀賞。2018年の『世界マスターズ陸上』スペイン大会に、日本代表として出場し、走幅跳で10位に。スポーツクラブで仕事をしながら、ポージングの講師も務めている。

仕事で着用していた服がキツくなったことをきっかけにダイエットを決意した山内さんは、パーソナルトレーナーのもとで筋トレを開始。最終的には、体重およそ9kg、体脂肪率はおよそ10%の減量に成功したのだが、筋力アップと体脂肪減少のおかげでカラダが楽になり、肉体改造の過程で陸上競技にも復帰を果たした。

復帰といってもそのレベルが半端じゃない。走高跳でインターハイ出場経験がある山内さんは、なんと2018年に開催された『世界マスターズ陸上』に、走幅跳の日本代表として出場しているのだ。

その後は『サマー・スタイル・アワード2020』のビキニモデル40で優勝するなど、ボディメイクに力を注ぎながらも、陸上競技の練習を継続。『ワールドマスターズゲームズ2021関西』にも、開催を知ってすぐにエントリーを決めたそうだ。

「世界マスターズ陸上に参加したときに、国際大会の楽しさを知ったんです。英語は喋れないんですけど、スポーツを通すと外国の選手たちと楽しくコミュニケーションがとれて、それが嬉しくて。日本で世界大会が開催されるのを知って、とにかく出場したいと思ってエントリーしました」

月に1度は競技場に来て、動的なストレッチ、ドリル、流しの100mを行った後に、8本程度ジャンプする。

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練習時の準備と片付け
走幅跳の練習は基本的に一人で行うため、準備と片付けも一人で。たまに、地元の中学生や高校生と一緒に練習することもあるのだそう。
踏み切り板の設置と撤収
踏み切り板の設置と撤収も自ら行う。ウォーミングアップを始めるまでの準備に20〜30分ぐらいかかる。なかなかの重労働だ。
砂場のケア
砂場はシャベルで掘り起こして柔らかく。これを怠ると着地や駆け抜けた際に思わぬケガに繫がる。また跳躍ごとにならすことも忘れない。

「9月からは週1ぐらいには増やしたいと思っています。最近はボディメイク中心だったんですが、この冬は走幅跳に向けたカラダ作りをしようかなと」

会場が、出場したインターハイと同じ京都・西京極の競技場ということにも運命を感じるという山内さん。本番での大ジャンプ、期待しています!

陸上競技(トラック&フィールド)について詳しくはこちら(公式サイト)

チャレンジ② フットサル

「偶然できる仲間とのプレーを楽しみたい」(磯部聡さん)

友人に誘われたことがきっかけで始めたフットサル。長く続けているバスケットボールに比べるとプレー頻度は少ないが、個人でのエントリーが可能でレクリエーションのカテゴリーがあったことから参加を決めたという磯部聡さん。

磯部聡さん
磯部聡(いそべ・さとし)/フットサル歴3年、バスケットボール歴20年、剣道歴14年、水泳歴5年、スキー・スノーボード歴6年。マルチにスポーツを楽しむのが趣味。音楽を聴きながらドライブをするのも好き。

「団体競技はチームで参加しようとなると、全員のスケジュール調整が必要ですし、やっぱりチーム練習も必要になりますよね。その点、個人エントリーでレクリエーションカテゴリーだと気軽なので。実際にチームを組む人が誰なのかが分かるのは大会の1か月前なので、おそらくぶっつけ本番

知らない人たちといきなり世界大会に参加するっていうのが、面白いですよね。偶然の出会いを楽しんで、仲良くプレーできたらなと思っています」

剣道、スキー、スノーボード、水泳。さまざまなスポーツを楽しむのが趣味だという磯部さんは、平泳ぎの200m、ハーフマラソンにもエントリー済み。

基本料金で5種目までエントリーできるので、せっかくだからいろいろ挑戦してみようかなと。最近、仕事終わりによくジムに泳ぎに行っているんですけど、競泳プールで泳ぐのが楽しみだったりします」

サッカー(フットサル)について詳しくはこちら(公式サイト)

チャレンジ③ カヌー(スラローム)

「マスターズ世代の選手との試合が楽しみ」(高田和樹さん)

高田和樹さんがカヌーと出合ったのは小学生の頃。地元・秋田で行われた体験会に参加したのが最初のきっかけだった。その後、学校の課外授業でカヌーに乗る機会はあったものの、高校までは剣道に打ち込んでいた高田さんがカヌーに再会したのは大学生になってからのこと。

高田和樹さん
高田和樹(たかだ・かずき)/大学2年時よりカヌーを本格的にスタート。練習拠点は奥多摩の御岳渓谷。2年ほど前までは国内外を転戦していた。今まで機会がなかった徳島県の那賀川でカヌーを漕ぐのを楽しみにしている。

「原宿に買い物に行ったときに、移転前の岸記念体育館がふと目に入って、ビルに行ってみるとその中に日本カヌー連盟があって。存在も忘れていたぐらいだったのに、カヌー熱が蘇ってきたんです」

どっぷりとカヌーにのめり込んだ高田さん。大学卒業後には、U23日本代表に選出されるほどの実力を身につけた!

『ワールドマスターズゲームズ2021関西』では、カヌー(スラローム)にエントリーしている高田さん。実は大会の1年延期がなければ、参加資格が得られなかった。

「スラロームは35歳以上からしかカテゴリーがないので、僕の場合、去年の開催だったら参加できなかったんです」

そのことに運命を感じてエントリーを決めたという高田さん。マスターズ大会で、カヌー界のレジェンドたちと出会い、競うことを楽しみにしているそうだ。

カヌー(スラローム)について詳しくはこちら(公式サイト)

全59種目! こんな競技にもエントリー中。

『ワールドマスターズゲームズ2021関西』で行われるのは、全59種目!

『ワールドマスターズゲームズ2021関西』で行われるのは、なんと全35競技59種目(一部定員に達した種目もあり※)。ほかのTEAM Tarzanメンバーも、もちろんエントリー済みだ。

一例を挙げると、トライアスロン、ボウリング、駅伝、競歩(5km)、ハーフマラソン、競泳自由形800mなど。興味が出たら、公式サイトで募集中の競技をチェック!

※競技によってはウェイティングリストに登録可。今後再募集する場合あり。

INFORMATION

公益財団法人 ワールドマスターズゲームズ2021 関西組織委員会

https://wmg2021.jp/

取材・文/神津文人 撮影/角戸菜摘

初出『Tarzan』No.817・2021年8月26日発売

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