アイドルキャラとのギャップ悩むレスラー・中野たむさんの基礎代謝

年齢、職業、体型、生活習慣、運動頻度、さまざまな要素がその人の基礎代謝量を左右する。「人の振り見て我が振り直せ」とまでは言わないが、リアルな数値を参考にして、自分に生かしてみるのもいいかも!

取材・文/黒田創 撮影/北尾渉

初出『Tarzan』No.806・2021年3月11日発売

可愛くて強い人気レスラー。そのデータから何が見える?

基礎代謝1,175キロカロリーって、一般的な女子の数値と変わらないですよね? 体温はもともと低めだし、そんなに練習熱心じゃないので代謝も低いのかな(笑)。

それは冗談で、実際は筋トレ好き。特にレッグプレスが得意で、最近ふくらはぎの筋肉がどんどん発達してきちゃって、アイドルキャラとのギャップに悩み中。でも骨格筋率は女性では高い方なので成果は出ていると思います!

中野たむ(なかの・たむ)
内臓脂肪レベル3.0はトレーニングの賜物。「このコスチューム結構重いので、体重から1kg引いといてください~(泣)」と本人談。

デビュー前はとにかくウェイトを増やせってことで凄い量を食べていて、体重も今より重かったんです。レスラーはある程度脂肪がないと受け身がとれないので……。でも私の場合それだと技のキレが出ないし、スタミナがすぐ切れてしまう。だから今はかなり絞っていて、思った通りに動けるカラダに仕上げています。

これからもゴツゴツしたカラダにはしたくなくて、筋肉の上にふんわり柔らかく脂肪がついているのが理想。目指すは「強いけど守ってあげたい女の子」です!

これが日本人の平均だ
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2010年版)より
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2010年版)より

基礎代謝は1日に必ず消費するエネルギー量で、総エネルギー量の約7割を占める。この値が大きいほど代謝しやすいカラダということになる。

※今回の測定はすべてオムロン体重体組成計《KRD-703T》で行いました。