非日常ボディ…美ボディレスラーがヌード写真集を出した理由
東京スカイツリーでの電流爆破マッチ、プロレス技を擬人化させた2.5次元ならぬ2.9次元ミュージカル、果ては飲食店経営まで! 既成概念に囚われず、面白いものなら何でもやっちゃうプロレス団体〈DDTプロレスリング〉。そのトップレスラーである遠藤哲哉選手がこれまた驚き、ヌード写真集を発売した。早速だが、その経緯とは?
取材・文/増田淳希(本誌) 撮影/小川朋央
初出『Tarzan』No.806・2021年3月11日発売
「推しはお尻! 大臀筋を見て」。
「同じユニット(DAMNATION)に所属する佐々木大輔選手がツイッターで突然「1,000RT達成したら遠藤全裸写真集を出版」と言い始めて、最初は僕も冗談程度に受け取っていたんですが、ファンの方からの反響が予想外に大きく。これは需要がある、ということでDDTとしても出版へ動き出しました」
写真集では道場やリングで鍛え上げた肉体を遺憾なく披露。脱ぎっぷりもさることながら、その彫刻のようなカラダには驚かされる。まさに“リアルターザン”だ!
「僕の理想はボディビルダーの選手のように筋肉隆々で脂肪が少ないカラダ。ボディビル的なカラダはプロレスでは不利になると思われやすいんですが、その分練習をすれば問題はありません。それよりも“魅せるカラダ”であることが大事だと考えています。試合中の技の掛け合いはもちろんですが、見た目でもお客様に楽しんでいただきたい。普段の生活ではなかなか見ることのできない、非日常感をお届けできるカラダになりたいです」
我々的には既に目標達成…な気もしなくないが、遠藤選手はより高みにフォーカスを合わせている。
「最終目標はボディビルダーのロニー・コールマン。筋肉といえばロニー・コールマンといっても過言ではないほどトレーニー憧れの存在です。彼のようなカラダなら、たとえ試合時間が1分だけでも、僕は観に行きたいなと思います。この盛り上がり、そしてインパクト! まさに僕が目指している“魅せる”の極致、お金を払ってでも見たいカラダです」
そんな遠藤選手の写真集『TETSUYA IN THE NAKED』にもお金を払ってでも見たいカラダが満載。プロレスファンはもちろん、トレーニーも必読の一冊だ!
『遠藤哲哉写真集 TETSUYA IN THE NAKED』中山雅文・ 写真
全プロレスファン待望の遠藤哲哉フルヌード写真集。リングで鍛え上げられた、闘う男の肉体美を余すところなく披露。A4判・80ページ、フルカラー。出版元:(株)ジーオーティー。3,850円。