【今回の筋肉】上野勇希さん
“実用性と見栄え”は両立する。
リング外で闘う「路上プロレス」、歌やダンスなども披露するミュージカル『まっする』(読みは“ひらがなまっする”)などコンテンツの振り幅がDDTの持ち味。でもプロレスラーとしての矜持を裏打ちするのが筋肉です。真に強くなければエンターテインメントは成立しません!
筋肉の“実用性と見栄え”は両立すると考えていて、パンパンに張った脚とデカい背中は強さの象徴。強いプロレスラーはとにかく大きいです。僕が1年半ほど集中的に鍛えているのが腕橈骨筋。ココが太くなると腕全体が太く見えます。
骨格が細く、長距離走をしていた中学時代は学年一ガリガリでした。転機は高校時代、同級生である竹下幸之介のデビュー戦を観に行ったこと。そこで想像を絶する肉体のプロレスラーを前に「僕も一人の男、痩せぎすのままじゃダメだ!!」と。
劣勢にある選手が何度やられても立ち向かう姿に「人間ってスゴいな」と感動し、プロレスにハマりました。
体脂肪率は常に10%前後。
当初描いていたプロレスラー像は体重100kg超え。なのでしこたま食べ続けたら、脂肪がつかずに大きくなりました。栄養を吸収しづらい体質らしく、今も減量期でなくても体脂肪率は常に10%前後。ストイックな食事をしているわけではないですが、多少は健康志向かも。
巡業先のコンビニでご飯を買う時、選ぶものは毎回一緒です。スーパー大麦のおにぎり2つ、ハム、カットサラダ、ノンオイルの青じそドレッシング、カットりんご。定食屋で焼き魚と唐揚げがあれば、迷わず魚にします!
健康ひいては筋肉にとって休養も大事。疲れている時や試合前日にサウナに行くと熟睡できる。睡眠が深い分、翌朝の目覚めも爽快です。
プロレスをもっと多くの人に広めるためにも人目を引くカラダになりたいです。筋肉が大きければ大きいほどいい。コレは間違いない!!