• 縄跳びサークルがきっかけでギネス記録保持者に。森口明利は人類未踏の“8重跳び”を目指す
COLUMN
2020.10.06

縄跳びサークルがきっかけでギネス記録保持者に。森口明利は人類未踏の“8重跳び”を目指す

なわとび8重飛び
森口明利(もりぐち・あきとし)/1989年、福井県生まれ。一般社団法人日本なわとびアカデミー理事。特定非営利法人日本ジャンプロープ連合理事。5〜7重跳びのギネス世界記録を保持。

いきなり、自分の話をさせていただくと、私、ライター・コーヅは3重跳びを跳べた記憶がない。4重跳び、5重跳びは跳ぶ想像すらできない。プロ縄跳びプレーヤーの森口明利さんが目指しているのは、人類初の8重跳びだというのだから、ただただ驚くしかない。

森口さんは2017年に7重跳び1回に成功。6重跳び連続4回、5重跳び連続26回というギネス記録を保持している。本格的に縄跳びを始めたのは大学生時代だという。

「縄跳びのサークルに入ったのがきっかけです。ちなみに中学生のときはバドミントン部で、高校生のときは生物部。平均的なジャンプ力がある人なら練習すれば4重跳びは跳べるようになりますよ!」

とはいえ8重跳びとなれば、並の跳躍力では成功しない。縄跳びの練習に加えて、週に一度のウェイトトレーニングにも取り組んでいる。

「縄跳びのジャンプには大臀筋、ハムストリングス、腸腰筋が重要なので、その辺りは意識して鍛えています」

ウェイトトレーニングに取り組む森口明利さん
週に一度、下半身を中心にウェイトトレーニングに取り組む。体重は60kgながら、スクワットのウェイトは最大120kg。強い足腰が、抜群の跳躍力の源。
写真は本人提供

跳躍力と同等かそれ以上に必要なのが、ロープを素早く回すテクニックだ。

「ロープを回すとき最も使っているのは前腕の筋肉ですが、胸の筋肉も必要です。回すというよりは、縦方向に素早く振るようなイメージです」

8重跳びへのチャレンジ予定日は11月21日。世界記録の更新に向け、今年8月に〈アキレス〉と契約を締結。衝撃吸収性と反発弾性に優れた素材をミッドソールに搭載した《ハイパージャンパー》を履いて8重跳びに挑む。

「高い反発弾性のおかげで滞空時間が延びた感覚があります。しっかりとコンディションを整えて、なんとか8重跳びを成功させたいです」

取材・文/神津文人 撮影/渡邉明日香(A-ONE)

初出『Tarzan』No.796・2020年9月24日発売

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