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1分で実践! 仕事終わりの3ステップ・リフレッシュ法

たった1分で手軽に実践できる、マッサージと動的&静的ストレッチの3ステップの改善法をご紹介。今回はテレワークだと切り替えがしにくい仕事終わりのリフレッシュ方法。

仕事終わりに1分ストレッチでメリハリをつける。

今日の仕事はこれで終了! 同じフロアで働く人々に挨拶し、帰り道に暮れなずむ街の景観を眺め、電車に揺られて最寄り駅に辿り着き、近所の居酒屋でサクッとビールを飲んで自宅のドアを開ける頃にはすっかり仕事モードからオフモード。

テレワークにこのリフレッシュのプロセスはない。仕事終了感が乏しく、オンオフの切り替えがうまくいかないことも。そこで、仕事が終わった際、リフレッシュのための1分ストレッチの導入をおすすめしたい。メリハリって大事ですから。


ステップ① マッサージ(20秒)

太腿の筋肉を掌の付け根でほぐす。

リフレッシュのためのマッサージ

椅子に深く腰かけて、掌の付け根を太腿に当て、円を描くようにマッサージ。太腿に置いた指を軸にして掌を回転させるのがコツ。膝上から始め、太腿の付け根に向かって筋肉を20秒間ほぐしていこう。

ステップ② 動的ストレッチ(20秒)

その場足踏みで下半身の血行を促す。

1/20
下半身の血行の動的ストレッチ①

下半身の血行の動的ストレッチ②

一日中座りっぱなしだった下半身の筋肉の血行を促す。両足を腰幅に開いて立ち、バトンを持つようなイメージで軽く拳を握る。肘を直角に曲げて前後に振りながら左右の足の踵を交互に床から浮かせる。

ステップ③ 静的ストレッチ(20秒)

テレワーク中に縮んだ筋肉を一気に伸ばす。

仕事終わりの静的ストレッチ

両足を肩幅に開いて立ち、爪先を寄せて足で「ハ」の字を描き、お尻を後ろに突き出す。両手を背中の後ろで組み、胸とお腹を前に突き出して顎を引き上げ20秒キープ。首まわり、胸、お腹と前面の筋肉がすべて伸びる。

+ツボで効果アップ!

生命力の源、腎の精気の消耗を食い止める「腎兪」。

東洋医学では五臓のうちの「腎」は「先天の精気」が格納されている極めて重要なパーツと考えられている。この「先天の精気」は生まれつき備わったエネルギーのことで、仕事で根を詰めることで徐々に消耗してしまうという。PC作業で気づくと呼吸が浅くなっている場合、まさに精気が減っている証拠。

「腎兪(じんゆ)」は読んで字の如く、実際に腎臓がある場所に極めて近く、腎への癒やし効果が見込めるツボ。腎の精気は残念ながら足すことはできないが、消耗を食い止めることはできる。カラダのだるさや仕事の疲れの癒やし効果に期待大。

腎兪

肋骨の一番下の高さ、背骨から指2本分左右外側にあるツボ。分かりにくい場合は、ウェストのくびれを両手で挟んで、親指が当たる部分とざっくり捉えてもよし。親指でツボを押しながらカラダを後ろに反らせると効果的。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/岡村優太 取材協力/坂詰真二(スポーツ&サイエンス)、瀬戸郁保(源保堂鍼灸院)

初出『Tarzan』No.793・2020年8月6日発売

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