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緊急事態宣言下のおこもり生活、みんなの体重の増減や食事量、運動の有無は実際のところどうなの?
4月7日に発出された、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言。5月25日に解除されるまでの約7週間、 多くの人はおこもり生活を余儀なくされた。
そこで本誌独自の会員組織「CLUB Tarzan」メンバー280人と 編集部スタッフ14人、計294人に自粛期間中の体重の増減や食事量、運動の有無についてアンケートを実施。そこでわかったのは、 実に6割近くが体重増、2割以上が3kg以上太ったという事実である。
ならば『ターザン』はこれを強く訴えたい。「おこもり太り速攻解消」。 増えた分はすぐ落とすが吉。今日できることから始めよう! まずはみんなの実情を知るために、11のアンケート結果を紹介する。
目次
通勤通学、細かい移動、寄り道etc.。日々の活動がなくなるとテキメンに運動不足に陥り体重は増える。それを如実に表すこの結果。リモートワークで頭は疲れる→ついつい食べる→太る。この悪循環に陥っていませんか? この短期間で3kg、5kgと太った人はちとヤバい。ここからさらに拍車がかかる可能性も大だ。
少し増えたが47.1%、大幅に増えたが6.8%。でも前者も無意識のうちに「少し」どころじゃない量を摂っている可能性が…。職場だと他人の目があるから我慢するけど、テレワークなら無問題。しっかり三食食べて、それ以外の時間もボリボリ。自粛期間中のレシートを見返して。不要な食材やお菓子、買ってませんでしたか?
あくまで回答者の自己申告によるカロリー摂取量ではあるが、農林水産省のHPには「活動量の少ない成人女性の場合は1400〜2000kcal、男性は2200±200kcal程度が目安」とあるのでまず平均値と言っていいだろう。でも何かと行動を自粛すると活動量は必然的に下がる。おこもり生活では意識的にカロリーを控えた方がよさそう。
「増えた」が計27.8%。「他にやることがないから朝から飲んでいた」「毎日昼酒ができて楽しい」など、おこもりならではのドリンキングライフを送った人も多かった様子。しかし普段から酒量が多めの人が、さらに増えた危険なパターンも。今後も自粛生活を強いられることは十分あり得る。他の楽しみも見つけたいもの。
自由回答から多い傾向を5位までランキング。「普段は忙しくそもそも食べる時間がないけど、家だといつでも食べられるから」など、時間的余裕から食と酒に走った人が多い。あとは「育ち盛りの子供と一緒だとつい食事量が増える」「酒のつまみをよく作るようになった」「食べることしか楽しみがないから」という声も多かった。
家にいるばかりで何もしないのはヤバい、と8割近くが運動を始めたあたり、さすがは『ターザン』読者。「これならできるかも、と動画を見ながらおうち筋トレを始めた」「通っていたジムが閉鎖したので、気軽にできるランニングを始めた」など、自粛生活を機にチャレンジするケースも多く見られる。これは、いい傾向です!
「運動できなかった理由」を自由回答で答えてもらい、多かった声がこの5つ。学校が休みで子供の面倒を見る必要があるパパママの多さや、ジム以外では運動のモチベが上がらない人の多さが窺える。
また、「テレワークで逆に仕事量が増えた」「新型コロナへの不安で運動どころじゃない」という声も少なくなかった。
取材・文/黒田創 イラストレーション/白根ゆたんぽ
(初出『Tarzan』No.792・2020年7月22日発売)