【セックスとホルモンの関係】飲み過ぎるとテストステロンの分泌量はダウンする
性欲も相性もすべてホルモン次第。とくに気にしたいのが、テストステロンのこと。たとえば、アルコールの摂取量によっては睾丸がダメージを受け、テストステロン値がダウンすることもあるのです。
取材・文/黒田創 イラストレーション/沼田光太郎 取材協力/関口由紀(女性医療クリニックLUNAネクストステージ)、久末伸一(千葉西総合病院泌尿器科部長)、菅原順二(アランチャ)
初出『Tarzan』No.782・2020年2月22日発売
洋の東西を問わず、映画の中でアルコールから始まる恋模様は誰しも見たことがあるはず。
しかし量と種類には注意を。純アルコール換算で20g程度、つまり日本酒なら1合、ビールなら500ml、ワインならボトル4分の1程度であればテストステロンの分泌量を増加させる強い味方となるが、それ以上の量を長期間飲み続けると、精巣のある睾丸がダメージを受け、テストステロン値がダウンする。そんなの最悪だ!
なかでもリスクが高いのがビール。原料のホップに含まれるナリンゲニンという物質は女性ホルモンに似た作用を持っており、摂りすぎるとテストステロンを抑えてしまうという研究結果がある。
男性ホルモンの分泌で性欲をキープし、満足いくセックスをするためには飲みすぎにはくれぐれも気を付けるべし。ベロベロで挑んだら、勃つものも勃たないしね。